「1000日のアン」(1969年 イギリス)
Anne of the Thousand Days
監督:がチャールズ・ジャロット
16世紀イングランド。国王ヘンリー8世の妃アン・ブーリンの物語。
音楽:ジョルジュ・ドルリュー
出演:リチャード・バートン、ジュヌヴィェーヴ・ビジョルド、アンソニー・クエイル、イレーヌ・パバス
16世紀イングランド。国王ヘンリー8世の妃アン・ブーリンの物語。
音楽担当のジョルジュ・ドルリューはこの歴史的映画に、イギリスの作曲家とは一風異なりながらも、非常に映画にマッチした音楽を付けています。このようにフランス人ならではの甘い調べは、やはりジョルジュ・ドルリューならではのものでしょうね。
いつも更新がとんでもないぐらい遅れてしまい、大変に申し訳ないです。個人的なことなのですが、この夏の暑さによる夏バテによるものであります(^_^;)
間もなく9月。夜には虫の鳴き声も聞こえてまいりましたが、まだまだ残暑の厳しい毎日です。皆さまにおかれましても、体調管理など充分に気をつけられて、気持ちよく秋を迎えたいものです。
では、また次回!
映画の中での音楽の登場は控え目で、緊迫した場面でもむしろ舞台になった時代を感じさせるという役割を果たしているのが面白いです。
こういう
①舞台は昔のイギリス
②ストーリーとは一種裏腹な曲想
③曲の使用は控えめ
④それが却って効果的
という点では、サード・イアー・バンドによる「マクベス」と重なる気もします。曲調は対照的とも言っていいほど違うんですけど(笑)
コメント返しが大変遅くなりまして、申し訳ないです。
イギリスの貴族ものには、やはりこのようにノーブルな音楽を付けるのが定番のようですが、このジョルジュ・ドルリューの音楽は、美しくも控えめなんですね。他のドルリュー作品と一風違う感じがしますね。
「マクベス」もサード・イアー・バンドが宮廷音楽を付けておりますが、こちらはその幾分不気味なムードを醸し出していますね。