で、今日は昨日の”はやぶさ”の写真をアップしました。とりあえず、文章でも説明しています。
3月14日(土曜日) 熊本駅到着予定時間 12:31
実際にはこの日起きた山陽本線での貨物列車の人身事故のため、1時間半遅れての到着。
午後2時07分でした。すでに駅のホームには鉄道ファンがカメラにビデオを持ってところ狭し?と待っていました。でも、どこのホームに着くのかよく分からず、みんなで取りあえず、一番ホームあたりにたむろっていました。(新聞社やテレビのスタッフもいました)
改札のところでは、今までの”はやぶさ”の貴重な写真などが展示してあって、何人も方が写真に撮ったり、ビデオに撮影していました。
駅から放送が入ったのが、2時頃で、到着ホームが3番になったことと、黄色い線から出ないようになどの注意、また、遅れて入ってくるリレーつばめ(これは新八代駅で九州新幹線に接続する特急です)の紹介がありました。
で、慌てて3番ホームに向かうため、階段を駆け上がると、上で入って来るのを写真に撮ろうとしていた鉄男(鉄道ファンの男性をこう呼ぶ…らしい。女性は鉄子さん)さんたちに呼び止められ、連絡通路から入ってくる”はやぶさ”を撮影することにしました。
待つこと、ほんの数分。途中、たまたま先ほどのリレー・つばめで熊本に着いたばかりの年配の女性が、はやぶさ到着の放送でにわか鉄子さんになられたので、一緒に移動しました。
ゆっくり来ましたよ。”はやぶさ”。それはとてもゆっくりとした走りでしたが、鉄道ファンの心を鷲掴みにするぐらい凛とした姿でした。もう、ひたすらシャッターを押しました。
後は”はやぶさ”をカメラに撮るため、反対側のホームに1番Bホームに駆け下り、それから、2番ホームに走って、写真を撮りました。
”はやぶさ”の停車した3番ホームはとてもじゃないほど人・人・人で、とてもあの中には入れそうにありませんでした。何とかして、”はやぶさ”のプレート入りで機関車を撮りたかったのですが、人の山とホームからの転落を防止するために配置されている警官やJR九州の職員に阻まれながら、なんとか写真を撮りました。
なにしろ、いつ出て行くのかが分からなかったので、もうみんな必死です。脚立を持って来ている人、台を持参している人、望遠付きのカメラを何台も持ってきている人。気合いが違う人がいっぱい。もちろん、圧倒的に男性が多かったです。
20分から30分ほど”はやぶさ”は停車していたよう です。(後で時計を見て分かりました)
最後に、大きく汽笛を2回。周りが一瞬、静まりかえりました。ゆっくりと動き始めると、誰もがその姿を目に焼き付けようと目をこらしました。別れを告げるかのように響く汽笛に、涙が出ました。
運転席にいる二人の方が、窓を開けて、ホームの左右に手を振りました。
それに何人もの人が手を振り返しました。そして、人々の別れの声に見送られ、まるで銀河鉄道999が地球を飛び立つかのように、短い汽笛を1回鳴らして、静かにホームを出て行きました。だんだんスピードを上げる車体がそのまま空に飛んでいきそうに思えました。
誰も動かず、じっと見えなくなるまで見送りました。そして、その姿が見えなくなると、どこからともなく拍手が起こりました。
もう一度、会いたいです。ブルートレイン・はやぶさ。