拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

 田舎の空気

2012年06月24日 | ヨーロッパの風
  前日の慣れない夜更かしで ぐったりした気分で朝を迎える。今日も晴天ですでに陽射しの強さを感じさせていた。

  街で朝食をすませ 家でゴロゴロしていると ニコルの従姉妹から電話で 夕食と夕食後の散歩のお誘い。

  なんとなく田舎の空気を吸いたい気分であったので 即答=Yes!

  電車で20分、田舎駅からさらに車で10分の オルブという小さな街に 従姉妹夫婦は住んでいる。

  旦那のピエールは 鶏一羽買って 庭で 丸焼き準備して待っていてくれた。
                       

  暮れゆく夕陽が照らす残照で うっすら赤みのあるアルプスの山々を遠くに眺めながら テラスで夕食に舌鼓を打つ。
  
  湖の眺めとはまた違う 肥沃な麦畑が丘陵地帯となって 広がる風景も 我々の心を ゆったりと落ち着かせるものだ。

  彼等の息子が日本人女性と恋に落ちた話を以前に書いたが その彼女が置いていったおみやげの風鈴が アルプスの涼しい風を
  呼んで 悲しげにチリーンと 鳴いた。

         

            食後、 四人で葡萄畑や麦畑のある田舎道を ゆったり散歩 遠く左に モンブランが見えた。


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