拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

独身最後の記念日(乙女編)

2013年11月06日 | 女達よどこへ行く
  5年に一度 見るか見ないか・・・という かなり低い確率で見かけることがある、”Enterrment de Jeune Fille/Garçon”といって 
  早い話が『独身さよなら・馬鹿騒ぎ日』という儀式?に これまで数回出逢ったことがある。

  ローザンヌの街を歩いていると 突然、周囲とはまったく違うオーラをまき散らす5,6人のグループに出逢い、その中で一人だけが ケッタイな
  格好=仮装をしているのをみかけたら、まずこの儀式の男、或いは女達である。

  ボクは最初 そういうグループに出会った時『いったい、何なんだ?』・・・と好奇心丸出しで観察したものだ。
  相方に聞くと 『独身最後の日』に自分一人だけ目立った格好をして 仲間と一緒に街を練り歩く・・・という慣習、儀式?だそうだ。
  しかし、これはやる人もいれば やらない人もいて 義務でやるような儀式ではないという。

  若者たちが自分たちで 勝手に街なかで行うものであるし、彼等は一瞬にして立ち去ってしまうので 
  偶然にしても なかなか出会う事が難しい儀式であると言える。 

  確かに 独身だった若者にとって その最後の日は 何か大騒ぎして その勢いでもって結婚生活へ突入しなければ・・・みたいな気分に
  なることは よくわかる・・・ような気がする? 
  とにかく、どちらかというとお堅い風俗習慣のプロテスタントの街で こんなおおらかな習慣があって 街の人々も温かい眼差しで
  見守る この『独身期の葬式』という儀式は ボクも大好きだ。
 
                   
                     これは今年9月に見かけたもの。真ん中右側に白っぽいビニールコートをきている乙女が・・・。


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