拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

  癒やす女たち

2013年12月13日 | 女達よどこへ行く
 ・・・という、わけで現在 ケガ休暇中。 この月曜日の夜 救急病院にて ほころびた額を 初縫い。
 いかにも インターン中らしき 若い坊っちゃん風 医者による縫合で 『えっ!』と思ったが まぁ、経験の肥やしになってあげようか・・・と肚をくくる。

 翌日になって 自分の顔を鏡に見て『ギョッ!』とする。額を縫った方の上下まぶたが 眼が見えないくらい腫れ上がっていた。
 ボコボコにされたボクサー そのものの顔。火曜日も若き医者に 診てもらい 縫合した部分のバンドエイドを取り替えてもらう。

 インターン先生の治療の後 彼のチーフ医者にOKかどうか いちいち確認してもらわなければならない。チーフが日によって変わるらしく 2日間で3人の
 医者に診てもらったが、皆、最初の質問は 『倒れた際 気を失ったか?』であった。 気を失ったのであれば 脳に何らかの影響が考えられるかららしい。
 いずれにしても 最初の夜に 頭部と顔面のレントゲン写真を撮られたが。

 水曜日には 微かにまぶたが開いて 眼が見えるようになり 木曜日には60%、きょう金曜日には87%ぐらい まぶたが開いてほとんど普通に見える感じになった。

 額と眼の心配がなくなると 倒れた際に地面に打ち付けた 肩やら首やらが痛むような気がして ホームドクターに電話相談してフィジオセラピー(マッサージとか)
 保険がきく6回受療券をもらい、去年 相方が偶然見つけた 素晴らしいセラピスト ウラ先生 ドイツ人で 美人で 背が高く 凄い親切・・・と、言うこと無い
 先生のマッサージと 先生得意の『ファンゴ』で温泉気分で なんか幸福気分を味わいながら、医療について思考した。

 ここヨーロッパでは・・・というかスイスでは 西洋医学一本槍なので 医者の権威が強いと思う。 例えば薬も 日本みたいに何でも買える・・・というわけではなく
 本格的な薬は 医者の処方箋がないと 買えない。 フィジオセラピーも医者の許可が必要になる。
 だから、医者の言うことは『絶対』的なところがある。

 僕と一緒に 日本に5年住んでいた相方は 日本には 西洋医学の他にも 漢方を始め 色々な治療法があることを 体験してきたので
 彼女の両親が 担当医の意見しか耳を傾けない事を 今も嘆いている。
 確かに ヨーロッパ人の健康は『医者任せ』的な風潮は 医者を儲けさせるだけで 本来人間が持ち合わせている自然治癒力を活かそうとする活動は
 ほんの一部の人々によって実行されているのみ。 その点ここ西洋には やはり東洋的活動(太極拳、ヨガなど)の輸入が大いに必要なのだと痛感する、と同時に
 日本で東洋医学を 力強く指導している 我が観風先生やらの活動の重要さに あらためて思い至る。

          
           どこの国でも好奇心は、女性のほうが強いのか?こういった一風変わった療法も女達は果敢に、そして楽しく挑戦している図

 


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1 コメント

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やはり (えりぴ)
2013-12-28 01:13:29
あのあと縫っていたのですね!しかもインターンから。。
スイスの医療に関しては同感です!!医者によって治療の方法もさまざまですし、医者のいうことはすべてという気がします。
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