拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
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  全・善・然 の 『禅天魔』

2024年10月28日 | 東洋自分なり研究所

  『全・善・然の禅天魔』・・・って、親父ギャグの極まり、というか『考えるな、漢字ろ!』の秘伝の真義か!と馬骨は思う。

 

  『禅天魔』というのは、鎌倉時代、日蓮さんが当時勃興していた他の仏教宗派をこき下ろす意味でそれぞれレッテル貼りした言葉で

  『四箇格言』と言われているそうで、

  真言亡国(しんごんぼうこく)、禅天魔(ぜんてんま)、念仏無間(ねんぶつむげん)、律国賊(りつこくぞく)の4つを言う・・・そうだ。

 

  馬骨的には、どれも『仏教』をそれぞれ別な角度から褒め称えている、ように聞こえるが、実際には真言宗、浄土宗、律宗について

  私はよく知らない、というかぜんぜんというほど何も知らない。ただ、仏教のそれぞれ良い点を強調した教え・・・ぐらいに思っている。

  で、『禅天魔』だけれども

  この『禅天魔』って、ある意味、最高の褒め言葉…なんじゃないかなぁ・・・と私が思う理由は『全・善・然』というように、

  禅というのはイデオロギー的に『無』であり、そういった性質を日本人は『和』という一字で和風化し、文化として育んだような気がする。

 

  そのイデオロギーの無さが、世界に浸透する一番の理由であろう。何故なら、無言の『坐』・・・が『教え』のベースとなっているから。

 

  ヨーロッパでは、昨日からサマータイムが終了し、時計の針を一時間遅らせたので、夕方もいきなり暗くなる感じで・・・考える事も秋らしくなるのだろうか。

 

               

                レマン湖畔を散歩中見かけた風景。白鳥以外の野鳥がプカプカ浮かんでいる・・・これを私は瞑想と呼んでいる。

                彼らは意識か?無意識か? 見事に常に等間隔・・・であることに、いつも私は感激する図



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