拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

  セザールやアカデミー

2012年02月27日 | ヨーロッパの風

  ここの所 西欧の映画界はやかましい。
  一昨日は フランスのアカデミー賞にあたる セザール賞授賞式があった。 映画好きなので自然 毎年見ている。今年は片目であるが。

   この手の授賞式では 進行の司会者の役割はかなり重要であるが、今年で7回目だそうで 確かに見ていて安心できる男がやっていた。
  (名前は覚えてない) やたら賞が多く かなりの長丁場を だれずに仕切る司会者と 各賞のプレゼンターの創意工夫がモノを言う。

  今年、ボクのおメガネにかなったプレゼンターは  動物使いにも「賞をあげるべきである!」の趣旨を並み居る映画関係者を前にして
  面白おかしく+激しい 芝居で見せたあと ステージに犬を呼んで 人犬一体となって 小芝居を見せた 女優?・・・一旦消えたあと

  本当にプレゼンターとして登場、 初めはさっきの犬使いの女優とは 分からない豊かなブロンド美人で・・・あれっ、見たことある、る・・
  そうか さっきの面白い お姉さんだったんだぁ・・・と わかるくらいの変身ぶりであった。(名前わからず、しかし印象に残る)

  今年のメインは 何と言っても 男優賞だった。 
  外国でも話題になった「アーティスト」のデユジャルダン 、フランス国内で圧倒的人気のあった映画アンタッチャブルのオマール・シー
  の二人が注目されていて 結果はアフリカから移民してきた 黒人オマール・シーが男優賞を勝ち取った。

  オマールもグラン・ジャーナルという番組で 相棒と二人でコントを担当して人気が出てきた人、一方 デユジャルダンも十数年ほど前は
  現在の奥さんと二人で カップルのコントで売りだした男で 昔ボクもそれをよく見ては 笑っていた。
  そういうわけで二人とも それこそ長い下積みから 這い上がってきた感がある。
  セザール賞の審査員も 粋なことをしたと思う。 昨日デユジャルダンは 待望のアカデミー賞男優賞を受賞したが それを見越しての
  黒人のオマールにフランスの最高賞を授与したのではないだろうか。

             

                          うそ春に 童くりだす 湖畔かな  :一撮

  


最新の画像もっと見る

コメントを投稿