拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

 スイスの夏〜2017(その4)小さな村のコンサート

2017年08月20日 | ヨーロッパの風
 先日17日(木)人口500人足らずの村 Romainmotier (ゴマンモティエ)で行われたコンサートへ。
 
 この村には僕等は月に2回ぐらいでかける山側(レマン湖に対して)散歩ポイントである。

 ニコルのお気に入りポイントで彼女は一人でよくでかけていたが、ボクはこの村を世界的に有名にしているロマネスク様式の
 12世紀の教会の谷間クーラー的冷え具合が気に合わなくて敬遠していたが、ある時ニコルに付き合って来た時に
 教会敷地内にある十分渋いカフェで食べたデザート『Raisine(ゲジネ)ケーキ』に強く魅せられ、以来この村に
 よく来るようになった。
 駅からこの教会までの40分の散歩道の途中、非常に清浄な小川が流れて、その様を見るのがボクにとって最大の喜びとなっ
 ているようなのだ。

 その村でコンサートがある・・・という情報が自然ニコルに入り、だいぶ前から切符を買ってあった。
 
 会場は普段、谷間にある狭い野っ原に建てたテントステージ、そのまわりに簡易食堂、カフェ、売店などのテントがあり、
 3箇所に焚き火場があったが、この『焚き火』が重要ポイント、その焚き火にあたりながらボクはゲジネ・ケーキをさつそく
 正味!

 僕等は知らなかったが、このコンサートは今年で8回目という。へ~っこんな田舎でのコンサートが8回も続いているのか〜。
 今日は木曜だから始まるのも19:00からで、一時間ごとに演奏グループが交代するプログラムになっている。
 テントステージには70〜80席ぐらいあって、僕等は前から2列目に席を取った。
 最初の演奏はフランスから来たグループのギター中心の演奏、ギター2台、ベース、バイオリンの4人のまさに
 インストゥルメンタルな演奏がカブリツキ状態で聴観。いまだにギターの音色が・・・

 しかし、次の男女ふたりイタリア組の歌と演奏には我々は度肝を抜かれた。
 女の声、男の声と言うものを、久々に聞いた気がした。
 Ilaria Graziano /  Francesco Forni という名なので、Youtubeなどてチェックしてみて下さい。

 我々は帰りの電車を一時間ずらして、彼等の演奏を最後まで堪能。

 帰りは村から駅までの途中、電灯が無く真っ暗な道を星を見上げながら
 懐中電灯で帰ってきたのも一つの良い思い出となった。

        
          スイスの至る所で小さなコンサートが行われているようだ。小さな良さを活かした・・・
 
 


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