あそび心575

 酔生夢死を楽しみたいのですが、与命僅か。遺す未練も後生の楽しみ。 
 交心もらえるとハッピーです。 

『 幻影のひとのなお呼ぶ雪の道 』瘋癲老仁妄句142-04zqx05

2020-01-08 21:52:56 | 瘋癲老仁妄詩
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 ★ 瘋癲老仁妄詩142-04zqx05

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幻影のひとのなお呼ぶ雪の道

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 妄詩の森、
 あるいは、妄詩の銀河に遊ぶと、
 観念の亡霊も、
 魑魅魍魎も、
 幻影も、
 夢も、

 望むものは、
 何でも、
 どこにでも、
 在るんですよ。

 愛する人は、いつも、寄り添ってくれるし、
 現実よりも、はるかにやさしいんです。

 憎んだ人も、ちゃんと寄ってきて、
 現実では見せなかったいいものを、見せてくれるんです。


 現実ではできないことが、できるから、
 日常に戻ると、
 愛する人を、より愛するようになるし、
 憎んだ人も、親しくなってくるんです。


 見えなかったものが見えてくると、
 やさしくなれるんですね。

 見えなかったものが見えると、
 やわらかくなるんですね。



 雪女さんに会って、
 ひとしきり遊んで、
 幻影の人を追うのを、やっと、やめることができて、
 帰路についたんですけれど、

 背後の、雪の道の彼方から、
 強い磁力のようなものが働いて、
 振り向かされて、
 闇の彼方を、
 よく見ると、


 極北の光の中に、
 あぁ、幻影の人が、哀しい眼差しで、
 立っています。



 老仁は、立ち止まって、
 手を伸ばしました。

 けれど、手を伸ばすと、
 幻影の人は、消えてしまうのです。


 帰路につくと、
 また、
 幻影の人の眼差しが、背中に熱い波動を送ります。

 立ち止まり、
 手を伸ばし、

 立ち止まり、
 手を伸ばし・・・



 極光の中の、幻影の人の足下まで、
 やっぱり、歩きつづけていくしかないのでしょうね・・・   (080205)



 以上、 【 再録 】 です。





 雪女かがみの人となりにけり   仁


 恋うて念じて真吾生るゝ





 亡友の逝き様真似ん落椿   仁


 間際も明晰常不軽心






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★★★ 『 道行きも叶わぬ果ての雪女郎 』瘋癲老仁妄詩142-03 へどうぞ!!! ★★★


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『 春の夢大死一番起こらんか 』TAO575交心yty0504

2020-01-04 23:18:42 | TAO
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 春の夢大死一番起こらんか

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 交心ありがとうございます。
 そうですよね。
 今世では正月に年を一つ食うこともなく、ハッピーニューイヤーの売り込み商戦に乗せられているだけで特別おめでたいこともないのでしょうけれど。むしろ誕生日の方が個人的には節目になるのでしょう。
 芽人さんは壮大な歴史を鳥瞰できる歴史認識をお持ちなのでしょうね。
 ぼくは本を読まなくなってから歴史認識にも疎くなってしまいました。
 無知な上に神社仏閣、城郭嫌いでした。
 今も大して変わってはいませんけれど・・・。



 > けぶり立つ野辺のあはれをいつまでかよそにみなして身はのこりなん   一休



 死は他人事ではないんですよね。
 けれど、まだまだ、死は遠くで待ってくれているのでしょうね・・・




 春の夢大死一番起こらんか   仁


 念ずれば観ん念の強さよ




 良寛さんに巡り逢い、一休さんに巡り逢って、まるで無縁ではなくなりましたけれど、権威権力、地位名利の表街道からはずり落ちた裏露地を鈍牛の歩みで生き存えています。筑後の平穏な田舎を出たこともない百姓には夢のまた夢に過ぎません。

 一休さんが詠うように、正月だって別段おめでたいものでもなく、おめでたくないものでもないと感じています。一応歳を取ったらそんな態度表明はしないで、人並みにおめでとうと挨拶交わせるようになりましたけれど・・・

 こんな百姓でも、その上土地を持たない百姓ですけれど、そんな人間でも、生きていることが喜びでもあり、人間って好いものだと感じられ、自然の玄妙さに感動もし、美しさに恍惚となって涙が流せるように、ただただ、あるがままを、一生懸命に生きています。

 南北朝動乱も応仁の乱もただの欲の突っ張り合いで、こんな小さな人間の精一杯の命と暮らしを破壊しないでくれと念じるばかりです。


 今の世でも同じ、戦争は人殺しに過ぎません。
 どんな戦争にも大儀はありません。



 ぼくが一休さんを好きになったのは、王朝文芸に憧憬しながら、戦乱の中で饑えて死んでいく人たちの生きる力と知恵とその道筋を創りだそうとする仁愛でした。

 学問僧であった時、渡し近くで飢えで今にも死んでいきそうな母子に出会って、その場を立ち去ることもできず、ずっと泣いていました。その心根が好きなんです。
 友だちに急かされて先を急ぎその場を離れますが、帰り道、その母子は死んでいました。その母子を弔っている一人の僧を見て一休さんはその人を師と仰ぎました。
 全身全魂を注ぎ込んでその師謙翁宗為さんに学んだのでした。

 その真摯なスタンスは、真似のできることではありませんが、道標なんです。




 なりきりの真似がせいぜい春の雪   旅仁


 溶けて流れて川にもならず


     (15-01-05)




 のこる身も今ここいのち実南天   仁


 日には光るし闇には隠る




 




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★★★ TAO575交心zxk0701『 木枯らしや容れて屈せずおのが道 』 へどうぞ!!! ★★★


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『 言葉しか遊ぶものなし老の春 』TAO575交心yty0501

2020-01-03 23:46:15 | TAO
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★ TAO575交心yty0501

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 言葉しか遊ぶものなし老の春

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 芽人さん、
 
 あけましておめでとうございます。

 年賀の交心ありがとうございます。
 正月も盆もないちっご隠りよ~ら老仁を流れていますので年賀のご挨拶も懶けさせてもらっています。そんな不作法者ですけれど、笑ってご寛容頂いてHappyです。
 今年もよろしくおつき合いください、お願いします。



 孟子読んで太平記読んで、芽人さん優游。

 そんな流れるような豊かな時の中に居たいものだと念じますけれど、拾い読みになれてしまってもうまとまった本は読めなくなってしまいました。
 ひょんなことで本棚に『ここ過ぎて』が目に止まり読んでみようかなぁと手に取ってみました。良寛さんの出会いは『炎の女』でしたけれど、不思議に熱中できました。『ここ過ぎて』も好奇心は煽りますけれど、何しろ長い。一日5ページは読めなくなっています。読めばそれなりに面白いのですけれどね・・・

 知らないことばかりですから新鮮な驚きは感じるのですけれど、言葉あそびにはまってしまっていますので、言葉あそびの素材探しにすぐ流れこんでしまうんです。

 読む面白さ、知る歓びも大きいのですけれど、言葉あそびの面白さにはまだ及ばないんでしょうね・・・




 言葉しか遊ぶものなし老の春   仁


 楽しみ分かつ人もなけれど




 一休さんも晩年には落胤呪縛から解放されたようですね。
 落胤の立場は捨てず世の中を観て、現世の呪縛は越えて、王道を生きはじめたのではないかとも想像できるのですけれど。
 儒学も仏教も超えた一休王道とでも呼べる道を創生したのかもしれません。
 もうここで「一休王道」という造語も言葉あそびで、何の思想も根拠もないことなので、笑止の沙汰でしょうけれど、「一休王道」というものが創生されたと想像すると身震いするほど面白くなってきて、言葉あそびに填り込んでしまうんですよ。

 もし一休さんが南朝勢力に担がれて王位を狙ったら忽ち義満さんに殺されていたでしょう。生き残る知恵と教養としての王道が合体して、一休さんの市民文化が開花されていったのだと想像しています。

 王朝文化への憧憬から文芸への好奇心を全開し、詩の世界に入った文学青年は、落胤隠しで王道を消し、庶民の生きる知恵に昇華して茶道をはじめ能や文芸に市民文化の花を咲かせ、権威権力を無化する頓知という知恵を市民社会に教化していきました。一休さんの創生する知恵と市民文化は、興隆する堺の商人たちをどれほどエンパワーメントしたことでしょう。

 ヨーロッパのルネッサンスより一歩早い日本のルネッサンスだったといっても過言ではないでしょうし、堺の商人の勃興にいち早くターゲットを絞った信長さんは世界への飛躍を幻視する野望さえ持ったのでした。海戦に鉄の軍艦を造った信長さんはいち早く動力も発明させたのではないかと想像しても面白くなってきます。
 クレオパトラの鼻は低くはありませんでしたけれど・・・




 春の夜の夢に面目坊躍る   仁


 極め狂戯タワブれ骸骨踊り


     (15-01-05)




 骸骨を踊れ今ここ破芭蕉   仁


 明日も昨日もただ観自在








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