怒り心頭に「達する」7割 文化庁の日本語調査 (共同通信) - goo ニュース
言葉が世相や文化水準のバロメータになるとしたら、今の語彙貧困の状況をどう分析しよう・・・。
とりわけ、人間関係の孤立化と希薄化は言葉を記号化、曖昧化する方向に拍車をかけてきたようだ。
自分の都合の悪いことは「心の問題」で片付け、他の論理や方法論は権力的に排除してしまう小泉流処世術が、なんと、常識的な生き方の見本になってしまったことも、言葉が言霊としての命を奪われていく風潮を加速してきたようだ。
「勝ち組」優先社会は言葉そのものを殺していく差別社会を形成していくだろう。
そしてその先にあるものは「戦争」という殺戮と破壊なのだ。
そうなる前に、私たちは、言葉を心を写す生き物として捉えなおし、人間を個人として尊重する生き方と社会を身の回りから復活させていかなければならない。
そうつくづく思う。