今日7月4日はアメリカの独立記念日である。
アメリカ独立の原因は、フレンチ・インディアン戦争(1754 - 1763)によるイギリス本国の財政危機だった。
1764年に砂糖法等を成立させて植民地からの税収増を図るが反対運動が燃え上がる。
1773年12月、船の茶を暴徒が港に投棄するというボストン茶会事件が起こる。
1774年に13植民地は大陸会議を開く。
1775年、革命派は13植民地政府の全てを掌握すると共に、大陸軍(実質的には民兵隊)を発足させた。
1776年7月4日、大陸会議はアメリカ独立宣言を採択したが、正式に独立して戦争が終結するのは7年後の1783年の事である。
アメリカ独立戦争(1775年 - 1783年)はイギリス本国(グレートブリテン王国)と、アメリカ東部沿岸のイギリス領の13の植民地との戦争である。
日本でアメリカ独立戦争と呼んでいるものは、米国では The American Revolution『アメリカ革命』と呼ばれている。
或いは、the Revolutionary War『革命戦争』と呼ばれている。
しかし、立場が反対の英国では、American War of Independence『アメリカ独立戦争』と呼ばれているらしい。
当たり前ですが、アメリカでも『独立宣言』の方は、The Declaration of Independenceと、なっている。
しかし謎(不思議)は何故日本では、The Revolutionary Warや、American Revolutionを独立戦争と訳しているかである。
何故「革命戦争」や「アメリカ革命」にしないのだろうか。
此れはフランス革命を『パリ祭』と意味不明(イデオロギー的に曖昧にする)に訳す、日本的な意識的誤訳の典型例ではないだろうか。?
因みに日本では南北戦争と訳している戦争は、アメリカ本国ではthe Civil War『市民戦争』である。
この戦争を英語で正確に言う場合はthe American Civil War『アメリカの市民戦争』が最も一般的だが、此れも立場が違うと呼び方も違う。
北部の側からの呼び方は、the War of the Rebellion『反乱戦争』或いは、the War of National Unification『国家統一戦争』である。
反対に南部では、the Civil Warという呼称は「反乱軍」the Rebelsによる内戦を意味するので、、the War Between the Statesと呼ぶ人もいる。
南部人の中には、the War for Southern Independence『南部独立戦争』と物凄い名前で呼ぶ人までいるらしい。
それにしても、United States of Americaが『アメリカ合衆国』に訳すのも可也おかしい。
正確な訳語ならアメリカ連邦共和国やアメリカ州連合国、アメリカ合州国の方が、言葉の上からだけではなく、アメリカ(United States of America)の実体を正確に表す、正しい言葉使いでは無いだろうか。
3億人のアメリカは、1億2千万人の日本より大きいように見えるが、実は全く違う構造になっている。
USAは主権を持った州(States)の連合体で、憲法には州が勝手に紙幣を発行するな、州が勝手に外国と条約を結ぶな、州が勝手に戦争するなとか書いてある。
書いてあると言うことは、勝手にやった州が、以前には沢山あったのでしょう。
学生時代から英語にまみれて仕事をしてきた人間として言うと,「翻訳にすると日本語が汚れる」という経験値です.英会話ができるというレベルと,英語の本を読めるというレベルと,英語で自由にものが書ける・日本語に正確に直せるというレベルは全く違います.私は根が暗いので,同時通訳のミスを見つけては良くくっくっくと笑ってたりするのですけれど.
最近の典型的な誤訳だと,漁協のストライキ,ですね.マスコミは意図的にこれを「休漁」と訳してる.とんでもない話ですよね.漁民は命を賭けてストライキに突入したのに,政府(官僚=事務官)は油さえやればいいんだろ,くらいな感覚でいる.油代の高騰は同じ官僚でも技官の海上保安庁に聴けば分かる話だ.
どう表現したらいいのか難しすぎてわかりませんが…世界を混乱に導いていることだけは間違いないように思います…
肝心の国名さえ間違えているようでは、此れから先も望みは薄い。
サンケイ新聞などが盛んにアメリカを引き合いに出して、倍以上大きい国なのに国会議員では日本の方が多い。だからもっと少なくて良い。などと御馬鹿丸出し無知の極みの主張をする。
欧州諸国の人口が半分位の国でも衆議院は600人程度で、日本より国会議員の少ない国は、人口が数百万程度の日本の県クラスの小国だけですよ。
アメリカでは各州に州政府と其々の州に上下両院が有り州兵までもっていて、日本では考えられない強力な自治権を持った50州の連合体なんですね。
南部諸州では今でもポルノは禁止ですし、未だに禁酒法に近い州法がある北部の州もある。
日本人がアメリカをアメリカ合衆国なんて呼んでいる間は改善は、望み薄です。
せめてアメリカ合州国と呼ぶか、アメリカ連邦共和国でないと駄目です。
アメリカはスーパーパワーで、何と言っても日本の宗主国ですから、正しく理解しないと話に成りません。手始めは正しい国名の翻訳からでしょうか。
今の対米従属一本しか知らない自民党政府を見ていると、保守政治家の思考回路がギブミーチョコレイトの時代から一歩も出ていない。
こういう生活をした人間なら,アメリカが有り難いというよりも,こんな恥をかかせやがってという方向へ思考が向くと思うのですけど,どうも日本のウヨクはまともな思考回路が構築されていないようです.
脱脂粉乳給食は、米国からのものは、ララ物質救援や陸軍筋のガリオア資金からです。「アメリカ海軍の」は間違いでしょう。
脱脂粉乳は大ナベで煮て小学校の給食にしていたが、焦げ付き易い。
チョコレートパウダーですか。ぜいたく品ですね。
調理場で失敗して、底が黒焦げになってしまって、全体が茶色になった苦い味の脱脂粉乳を子供達は『コーヒー牛乳』と呼んでいましたよ。
一度焦げ付くと何度でも焦げ付く。だからコーヒー牛乳の頻度は結構多かった。
今から思えば、酷い代物を食べていたものです。
しかし此れで日本人の餓死者が少なくて済んだのも事実です。
もう済んでしまったことではない。現在でも世界中では2万人以上が毎日毎日餓死している現実がある。
餓死する貧民を無視して、人が食べる穀物を燃やして車を走らせるなどの罰当たりな行為は、今に必ず手酷い竹箆返しに会うでしょう。
一度、本多勝一氏の『アメリカ合州国』を精読される事をお奨めします。
彼の本のなかにはは、一部には思い込みが激しいところがあるが、この本は目から鱗のアメリカ旅行が体験できます。
アポル11号やベトナム戦争当時のアメリカの、普通のマスコミには書けない、日本人が知らないアメリカの真実が幾つか描かれている。
別に批判とかの話ではなくジャーナリストとして、事実を淡々と描写していて、返って恐ろしい。
米軍基地やキャンプの近くにお住まいの人には実感として分かると思うのですけど,思いこみが激しいとは私には思えませんね.
実は彼はこの取材に出掛ける前に,師匠の民族学博物館館長の梅棹忠夫先生の所へ挨拶に行ったそうです.本多氏に文化人類学を叩き込んだ,霊長類学の権威です.京大には2つの人類学の流れがあって,一つは理学部動物学科,もう一つが農学部農林生物学科.本多氏は後者の学生だったのです.
いま読んでも,かなり冷徹に書かれていると思いますよ,私には.< 朝日文庫
もうひとつ,ブログ主さんへ.
| チョコレートパウダーですか。ぜいたく品ですね。
かもね(笑) これも結局,海軍からのプレゼントなんですよ.それを地元企業の森永が製粉・パッケージ化して配っていたという訳なんです.
そういう意味では hana0 さんの嘘吐きで,謎解きが全部解けてしまったということになりますね(笑)
一極集中の給食センターを作れと言い出したのが hana0 さんの言う陸軍系でしてね.その結果が,鍋の底にこびりついた「コーヒー牛乳」なんです.
横浜市を支配していた海軍は陸軍の失敗に習って,給食センターを作らず,各学校に給食室を設け,チョコレートパウダーも児童それぞれが好みで入れるという方式にしていたんです.
横浜市の海軍占拠率は高くて,今の横浜市役所の隣の関内駅の付近は海軍の司令部になっていて,どこまでも荒れ地が続いていました.市電で回ると良くわかるので,私たちは「関内牧場」と嫌味を言ってましたけど.京浜東北線が長い間桜木町で終点になっていたのも,やはり海軍関係のせいです.だから桜木町へ向かう市電やバスはいつも満員でした.
それにしても,夏休みがあったせいで,ある意味助かってました.給食センター方式にすると集団食中毒の危険性が高まるからです.こういう所は陸軍には全く考えが行かないですね,日本も米国も(笑)