ストレートネックはテレビCMの「スマホっ首」の名で知る方も多いと思う。
本来首は緩やかな曲線を有し、それが重たい頭を無理なく支えているらしいのだが、この曲線が無いと頭痛や肩こり等、様々な不調があらわれるようだ。
スマホをよく利用する自分の首の状況は、随分前からストレートネック気味だと分かっていた。分かっていながらたまにストレッチなどして、そのままにしていた。
そのうちに、首を動かすとギシギシと音がするようになり、時折痛みも感じ始めた。いろいろ調べてみると、どうも原因はストレートネックにある様だった。
ストレートネックの具合を、首を後ろに反らせる姿を横向きに鏡に映して、あわせ鏡で確認してみたら、やはり曲線が全く無い真っ直ぐな首になっていた。何とかしないとだめだなと思った。
ストレートネック矯正と検索すると、様々な方法が出てきた。
首を後ろに反らせ、そこへタオルを引っ掛けて持ち上げる方法もあったが、出来れば物理的な力をかけない方法の方が良いような気がした。
それで調べている内に、ただ首を後ろに反らすだけの方法が出てきた。下を向き続けて不具合が生じたのだから、その逆の運動をするのは理にかなっている。
記憶によるそのやり方は
・姿勢を整えて座る。
・顎を少し引き、それからゆっくりと首を後ろに反らし天井をみる(「ゆっくりと」というのがより重要らしい)。
・そのまま20秒静止。それを一日2回行う。
だったと思う。というのも、やり方を再度確認しようと後からもう一度調べたのだが、どうしたことか何度検索しても出てこなかったのだ。
記憶に残ったそのやり方を、実施し始めてから一ヶ月以上経ったと思う。早く治したかったので、一日の回数を多めにして、静止時間も長めにやってみた。
その結果、例によって合せ鏡で確認したら、ほぼ真っすぐだった首に、ほんの少し曲線が表れていた。恐らくこれが私の曲線の最大値なのではないかと思う。
我が家の家系は、父を見ても首は短めで曲線のあまり無いタイプだった。叔父や叔母を見ても、そんな感じだ。
首の曲線は個人差が大きいと思う。
外国の人はより顕著に曲線が大きいように感じられる。歌手のマドンナの首は驚きの曲線だ。
努力の甲斐あって首に曲線が出来たお陰で、首のギシギシ音も無くなり、痛みも無くなった。やはりストレートネックが原因だった様だ。
嬉しい副産物もあった。顎と首の間のタプタプしたお肉。これが、ほんの少しだけ減った気がする。気のせいかもしれないけど…。
現代社会に不可欠なスマートフォンはどうしたって毎日利用する。
せっかく出来た首の曲線をキープする為、これからも首を反らせる運動、首のストレッチは欠かせない。
続けていけば体はちゃんと応えてくれる。
深刻な事態にならない内に、みんなも治そうネッ!ク。