人生晴れたり曇ったり

「辛酸を嘗めた私の闘病日記」2年半の闘病生活の峠を越え、その後の元気な日常を画像を加えながら不定期ですが書いています。

逆転優勝

2019年09月24日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

大相撲の9月場所で、関脇の御嶽海が1勝差で追いかけていた、同じく関脇の貴景勝に、12勝3敗同士の優勝決定戦で勝利し、逆転優勝をもぎ取った。2回目の幕内最高優勝となり、現役力士では両横綱に次いでの複数回優勝となった。お見事である。

彼は、以前より安定した成績と実力で、早くから大関候補と期待されていたが、栃ノ心や貴景勝に先を越されて、三役在籍16場所と言う彼にとっては、不名誉な記録となっている。(本当は、立派な記録であるが)来場所こそ大関に昇進してもらいたいと思っている。ここ一番の勝負度胸のいいのも彼の魅力だ。

一方で、女子プロゴルフでは、渋野選手が最終日に20位の8打差を逆転して、見事に逆転優勝を飾った。天候など運も良かったが、これも実力の一つである。昨年まで無名の選手だったと聞くが、世界メジャー選手権で優勝し、時の人となってしまった。本人も言う様に環境が変わり、多くのゴルフファンの中心的存在になった。立ち振る舞いやメイクドラマは、スター性十分な若干20歳の娘さんである。

彼女は、岡山県の津山市にある高校のゴルフ部の出身で、私の大学時代の友人が近くに住んでいて、彼は昨年もわざわざ新米をお土産にお見舞いに来てくれた人である。農業の傍らホテルに勤務していて、5~6年前に彼の勤務しているホテルに宿泊し、ゴルフを楽しんだ事が思い出される。二人で二次会のスナックに行き、昔話やカラオケに勤しんだが、その後にそのスナックのママさんが亡くなって廃業されたと聞いた。

先日、彼から「元気か」と電話を貰ったのだが、地元岡山は渋野選手で大いに盛り上がっている様である。渋野選手の試合が始まると、仕事もそこそこにテレビ観戦と聞く。何ともうらやましい話である。今、ゴルフも低迷していて、どこのゴルフ場も閑散としている。久々に出現したスター選手に大いに盛り上がり、観客動員数も記録更新を続けていると言う。指導している青木コーチは、西脇のレッスンプロと言うから応援しない訳にはいかない。素敵な笑顔を絶やさず素直な受け答えと、たまに出る岡山弁になお一層の好感が持てる。ますます頑張って沸かせてほしいものである。

私も意味合いは違うしレベルも違うが、3度のガンの告知を受け闘病生活を経験しているが、死ぬ事も無く寝たきりになる事も無く、元気に生き延びている。転移や再発のある病なので、逆転優勝とまではいかないが、概ね良好に回復して、今日も元気に仕事に勤しんでいる。ありがたい事である。

ありがとうございました。

では又ね

↓ランキング

カニ料理 兵庫城崎温泉おすすめの/Kinosaki Spa&Garden 湯楽


井筒親方が亡くなった

2019年09月18日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

私は大の大相撲ファンである。この夏の「豊岡こうのとり場所」の巡業も観戦した。白鵬、鶴竜など横綱、大関も観ることが出来た。さすがに大きく若い事もあり、みなさん筋肉モリモリのビチピチの体格で、近づくと怖い感じがする。やはりそこは、勝負師の目つきだ。

今場所は、横綱二人が途中休場となり、少し寂しい場所となっているが、成績は拮抗していて面白い。

そんな中、元関脇の逆鉾で現在の井筒親方が、膵臓ガンで亡くなった。58歳と言う若さでである。謹んでお悔やみ申し上げます。

彼は、お父さんで元関脇鶴ヶ峰の次男で、(私も兄弟三人の次男である)兄弟三人が関取と言う環境で育ったが、大きく親子関係が乱れる事も無く、上手に管理した親方でお父さんの存在も見逃せない。

技巧派の力士で、スピードともろ差しを得意技として、多くの三賞や金星を取り、ファンから愛された力士であった。

そんな彼も糖尿病を患っていたと言う。体調を崩して7月に検査をしたところ、膵臓ガンが発覚して、肝臓にも転移していたと言う。最後は、兄弟三人で看取ったと聞いたが、お気の毒である。ガンの発覚から2か月足らずの短いガンの闘病生活であった。(二男はガンになりやすいのかなぁ兄から押さえつけられ、弟からは突き上げられ、間の中でのストレスに耐えながら)決してそんな事はありませんが・・・・

膵臓ガンや肝臓ガンは症状が分かりにくく発見が遅れる事も多々あると聞くが、余りにも突然の訃報である。昨日は、テレビの解説者として、気丈にも三男で元関脇寺尾の錣山親方招かれていたが、土俵を見つめながら何を想っていたのだろうか・・・・・

場所後に告別式が行われる様であるが、大相撲は神事ごととして後世に承継された歴史が有る。こんな事も別れを遅らせる要因かも知れない・・・・・

大相撲は、技もさることながら、立会いの圧力が要求される為に、入門からの最初の試練は食事の量と聞く。多くの力士は入門後には、50キロ以上体重が増えている。お許しをいただいて言うと、「暴飲暴食」の最たる世界である。とにかく体重を増やす事が、最初の試練と聞く。そんな食生活も影響しているのか、力士の寿命は一般人に比べて、極端に短いと言うデーターが存在する。人生100年と言われる時代に、如何に短命かが分かる。このあたりは、今後の大きな課題となるだろう

私もガンを体験して、「健康寿命」と言う言葉を気にするようになった。まだ多くの家庭で昔ながらの家族制度が存在し、血の繋がりのない嫁さんが義両親の介護に勤しむ姿が印象的だ。仕事柄、葬儀社に料理の納品に行く機会が多々あるが、少し安堵されている様子を見ると複雑な思いである。

私も最後に宣告された「悪性胸膜中皮腫」の時には、「手術に成功しても、酸素吸入器の使用と寝たきりになる可能性」の説明を受けた。すでにその時点では、それまでに3回のガン手術と3回の抗がん剤治療を受けていた為に、この時初めて「生きる事を諦めて、妻にも手術をしない事を注げた。

ガン治療は、本人の努力や辛さに耐え前向きに考えられる精神力も必要だが、私自信が出来る事は、最良の治療実績のある主治医を見つける事以外は無力である。そこは医療関係者の力に頼る他は無く、言われる指導をきっちり守る事ぐらいの力しか無いのである。精神力でガンが治る事は無い。

多くの力士は、16歳で入門し約20年間の力士生活(退職する人が殆んどだが)の中で、身体を維持する為に暴飲暴食を続けて、厳しい稽古に励んでいると思われる今後は、体重別に変更しなくてはならない時代が来るかも知れないと思っている。

私には、掛かりつけ医も含めると、ガンの闘病中には6人の主治医に関わっていただき治療に当たっていただいた。掛かりつけ医(第一発見者)、泌尿器科(膀胱がん、前立腺がんの手術)、心臓血管外科(肺がんの生体検査の手術)、呼吸器内科(悪性胸膜中皮腫の治療)、呼吸器外科(悪性胸膜中皮腫の手術)、総合診療科(抗がん剤治療)である。皆様、主治医の先生のお陰で、今日も元気に生き延びている。多少は妻の介護が必要だが、概ね健康に普段と変わらない生活を送っている。感謝、感謝である。

昨日も書いたが、ガンの闘病は、命も含めて失うものも多い。テレビドラマのヒーローでは無く、過酷な現実が待っている。ましてや我が子を失う両親の悲しさは、耐えきれない無念であろう。

暴飲暴食を避けて、適度な運動を行い、定期健診を受診して、異変を感じたら掛かりつけ医の早期受診をお勧めする。これが無知な私の体験したガンの闘病生活(現在も続いているが)から得た宝物だ。

皆さん、絶対に根性ではガンは克服できません。負けます。勝負ありです。気配りを忘れない様に努力しましょう。

 

ありがとうございました。

では又ね

↓ランキング

カニ料理 兵庫城崎温泉おすすめの/Kinosaki Spa&Garden 湯楽


やっぱりガンは怖い

2019年09月17日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

昨夜8時ころに兄からラインが届いた。開いてみるとNHKの番組で、「京大生のガンの闘病記録が放映されていた。」と言うものであった。若いのに本当にお気の毒で、お見舞い申し上げます。

私は10数年前より、早く帰宅した時には、夜8時から、遅く帰った時はその後に30分間ではあるが、妻の肩たたきや腰揉み続けている。少し話が美化したが、妻の喜ぶ笑顔と感謝の言葉が、何時しか私の生きがいにもなっている。疲れて帰った時などは、辛い時もあるが365日毎日続けている。少し意地になっている時もあるが、今後も記録更新に向けて、継続するつもりだが、夫婦げんかには仲直りの特効薬となっている。家のパソコンは以前に孫が壊してしまい、今はパソコンが無いので、翌朝、会社のパソコンで彼の闘病ブログを読んだ次第である。

私も最初のガン告知から早4年半が経過し、その間には3か所のガンを患い1年半の間に4回の手術を経験した。兄の勧めで「闘病日記」と言うタイトルでブログを始めたのだが、表現は悪いがガンは絵になりやすい。多くの人に読んでいただき、毎日新聞にも掲載された。

しかし、ガンと言う病を美化してはいけない。死亡原因の1番が、この病なのである。余命、1年生存率、3年生存率、5年生存率などの用語は、ガン患者特有の用語だ。それだけ重篤な病なのである。

小林真央さんや川島なお美さんなどの有名人の闘病ブログも話題になり、読んでは一喜一憂したものであるが、今では閉鎖され更新される事も無くなった。それはお亡くなりになったからである。どんなに素晴らしいブログでも生きているから書けるのであるが、志半ばでお亡くなりなる方は後を絶たない。

私は、ブログでも普段の会話でも「早期発見、早期治療」と訴えている。それも大切な事であるが、ガンを患わない事はもっと大切だ。暴飲暴食、喫煙、深酒、運動不足など、予防方法は沢山ある。しかし、これらを節制しても病は襲ってくる。その為の早期の検診を進めているのである。

私も最後のガン「悪性胸膜中皮腫」の手術から2年10か月が経とうとしている。現在も定期検査が欠かせないが、何となく峠は越えたように勝手に思っている。身体障害者にも認定され、麻痺や痺れ、ストーマの装着など後遺症は計り知れないが、我慢できない程の事ではない。多くの人から「奇跡だ」とか「運が良かった」などと励ましを受けているが、本当に自分でもそう思うが、もう二度とあの辛い闘病生活はコリゴリだ。

学校は辛ければ休めばいい。職場が辛ければ退職すればいい。と軽々しく思ってしまうが、本人にとっては本当に辛い事なのだろうが、ガンは、何処に居ても何時も付いて回る自分の身体の中に存在しているからだ。変わってもらう事も出来ない。孤独感と喪失感は言葉では表現しにくい恐怖である。うつ病も患ったが、生きる事を諦めた時に収まった。生き延びたいと言う欲が、そうさせた様に思う。改めて、人間は生きている限りは、多少の欲を持っているのだと痛感した。

こうして、ブログを更新している私は、運が良かったと思い関係者の方々に感謝している日々であるが、こんな思いは、するよりしない方が良いに決まっている。ガンの体験など不必要だ。多くのガン体験者のブログを見て、私も同じ体験をした者として、同情もするし感謝もして同感なのだが、健常者の方は決して美化してはいけない。まずはガン患者にならない事である。ガン患者の「闘病日記」は、テレビドラマでないのである。経験者の私が言うのだから本当である。本当に辛く悲しいく恐怖なのが「ガン」と言う病なのである。

好き勝手を書きましたが、闘病中の患者様やブログを書かれている皆さんを、罵倒したり、バッシングしようと思う意図は全くありません。気に障られた方がいらっしゃれば、お詫び申し上げます。

現在、治療中の方には、是非とも頑張って克服していただきたい。まだ、患っていない健常者の方は、絶対にガンにはならない様に気を配り、定期健診や異常を感じたら、ためらう事なく受診してほしい。これが、私の本意である。

 

ありがとうございました。

では又ね

↓ランキング

カニ料理 兵庫城崎温泉おすすめの/Kinosaki Spa&Garden 湯楽


励ましに感謝します

2019年09月11日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

神奈川県の男性から、励ましのコメントをいただきました。報道では台風の影響が大きく、停電や断水など大きな被害が続いている様子ですが、大丈夫でしょうか自然災害が、最近は多発していますが、お見舞い申し上げます。幸い私の地方では、この度の台風では大きな影響は有りませんでした。小さな日本でも場所によって、これだけ影響が違います。

私も男ばかりの三人兄弟で、私は二男ですが、兄も弟も出かけるたびに手土産を買って届けてくれます。ありがたい事と喜んでいます。私自身は、闘病以来ほとんど家を空ける事も無くなり、穏やかに過ごしています。ストーマを付けている事も有り、外泊は少し抵抗があります。過去には外出先で、何度も外れて衣服を濡らした経験が有ります。最近は、少し慣れたので、このような事も減りましたが、年に数回は失敗します。災害などに備えて、自宅と会社の二か所に分けて、装具を保管している状況です。

両親が創業してくれた関係で、卒業後は三兄弟で一緒に仕事をしていた関係で、幼かった当時のままに3人とも60歳を超えてしまいました。そんな関係で3人ともに近所の同じ市内に住んでいますが、ガンを患ったのは私だけですが、今となれば私で良かったと思っています。3か所にガンを患いましたが、3人に1か所づつ患っていれば、大変な事です。3人の子供家族もそれぞれに独立していますが、同じ市内に住居していますので、心強いです。

さて、私はその後は、転移や再発も見つからずに現在も定期検査は欠かせませんが、穏やかに生活して居ます。私の場合は、肺がんでは無くて悪性胸膜中皮腫というガンですが、主治医の先生のお陰で新しい治療方法で手術を行いましたので、同じく肋骨や肋間神経は切断していますが、肺は温存していますので、特別な事は別として、普段の生活で困る事はありませんし、酸素吸入もしていません。

貴方様も進行が落ち着いているようで安心しています。渓流での鮎釣りは気分転換には最高でしょう。素晴らしい御趣味をお持ちで、楽しそうな様子が目に浮かびます。私達の様なガン患者は、オプチーボの体験談は、非常に興味深くて、効果が出てきている様子に喜んでいます。最高の手本になっていただけることを願っています。それにしても既に13回もオプジーボの治療を継続されているとの事で、何時まで続くのでしょうかね抗がん剤の様な苦痛が無ければ良いのですが

確かに仕事は苦悩も多いのですが、生きがいでもあり最高のリハビリ治療になっているのかも知れません。不都合な後遺症は抱えていますが、辛抱できる範囲の事です。今月末には、泌尿器科で少し大がかりの精密検査を受ける予定です。無事なら来年の4月で膀胱がんと前立腺がんは、手術より5年が経過し、定期健診は無くなるのではと勝手に思っています。「嬉しいやら寂しいやら不安やら、」の心境です。

中皮腫の方は12月で3年が経過します。こちらも今のところは順調で、異常は見つかっていません。

何時も気にかけていただき感謝します。同業者の方の励ましは、心強く感じます。

ありがとうございました。

では又ね

↓ランキング

カニ料理 兵庫城崎温泉おすすめの/Kinosaki Spa&Garden 湯楽


暑さでぐったり

2019年09月08日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

昨日と今日は、残暑を通り越して夏本番を思わせる猛暑日となった。私も少し「ぐったり」です。

この猛暑の中、城崎温泉を起点とする「チャレンジライド」と言う自転車で、北但馬をめぐると言う競技が、開催されて配達の途中でカラフルにウェアーをまとった選手に沢山であった。

このイベントでは、毎年、弊社が昼食となるカレーライスを届けているが、本日は900食で選手やスタッフが食べるそうだ。お陰様で早朝より12台ある炊飯器もフル回転。カレーのルーも直径1メートルの大窯を使って、900人分を準備する。弁当のように盛り付けが無いので、仕事としては比較的簡単な作業である。

過去には、一日で最高1800食ほどのご飯を炊いた事が有るので、それ程驚くことではないが、給食弁当や仕出し料理を合わせると本日は、約1100食程のご飯を炊いた。ヤレヤレです。

それにしても最近は健康ブームも有り、年配の人もこの自転車競技に参加していて、驚いているのだが、歩いて自転車を引いている人も沢山居る。猛暑も手伝い大変過酷な一日であったに違いない。お疲れ様でした

そんな中で午後の料理の回収に向かう途中で、熱中症の人が出たのか救援車が応急手当をしている現場に出くわした。よく見ると、あちらこちらの交差点にはボランティアの人なのか、交通整理や選手の救護なのか、見張りをしている。これもまた大変な仕事である。多くのスタッフの力で運営されている事に気づかされた。こちらの裏方さんもお疲れ様です

私も退院間もなしの頃は、普段は67キロの体重が78キロまで増えて心配していたが、今では63キロまで減って、仕事をするには丁度良い体重となった。一時はガンの転移の心配もしたが、定期検査では異常はなくヤレヤレと思った事があったが、何と1年半で15キロも痩せた事になる。

仕事柄でもあり、比較的不規則な食生活を送っていた事も有ると思い、最近は食事にも気を付けている。運動は特にはしていないが、携帯の万歩計では平均一日5000歩ほど歩いているので、これも減量には役に立っているのかも知れない。

神奈川の男性も闘病中との事で、こう暑くては心配である台風も近づいている様なので、気を付けられて、お大事

では又ね

↓ランキング

カニ料理 兵庫城崎温泉おすすめの/Kinosaki Spa&Garden 湯楽

にお過ごしくださいね