人生晴れたり曇ったり

「辛酸を嘗めた私の闘病日記」2年半の闘病生活の峠を越え、その後の元気な日常を画像を加えながら不定期ですが書いています。

御魂抜きをしました

2020年08月20日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

昨日は体調を崩し、午前11時に会社の事務所でパソコンの打ち込みをしていたのだが、突然めまいがして意識を失い、気づくと床に落ちて横たわっていた。

幸い意識不明は数秒間だと思っているが・・・・気が付くと事務所の女性社員の人が、接客中で少し時間をおいて声をかけると、ビックリした様子で慌てて、枕になる座布団を数枚持って来てくれた。自分でも何が起きたか理解していない。その後、彼女に水を飲ませてもらい少し楽になった。「救急車を呼びましょうか?」と言われたが、断り男性社員に抱えてもらい、2階の自分の部屋で横になり休む事にした。その間もスポーツドリンクや冷えた麦茶を持って来てくれ、取りあえずは治まったような感じがした。結局3時間ほど横になり、休んでいると少しフラツキはあるが、落ち着いたようだ。

女性社員から連絡を受けた長男も、商談先から急いで帰って来てくれ、「救急車は?」と勧められたが、そのころには、ほぼ普段通りにまで回復していたので、断り様子を見る事にした。社員の皆さんも聞きつけ心配して声を掛けてくれる。

社員の皆さんは、私のガンの闘病生活を知っているので、特に心配してくれているのが、よくわかる。最初に見つけてくれた女性社員は、「何が起きたのかビックリして、訳が分からず慌てました」と言っていた。どうも椅子から落ちた時は彼女は商談中で分からなかったようだ。床に倒れている様子を見て驚いたようだ。皆さん心配を掛けました。ありがとうございます。

昨夜は早く寝て、朝は普段通りに起きられた。今日は、妻の実家の墓の「御魂抜き」を10時からお寺さんにお願いしているので、何としても見届けなければ。二人姉妹の妻の妹もお参りしてくれ、3人で「お墓じまい」を見届けた。残念ながら高齢の義母は、この暑さも手伝い見送る事にしたが、無事に約1時間ほどで終了した。

後は、石材店に依頼しているので、墓石の撤去を待つだけだ。遺骨が有る場合は遺骨を無い場合には土をお寺の方に持参する事を依頼され、後日に届ける事にした。墓石の納骨をする入口の石が、重たくて私の力ではビクともしないので、撤去作業の時に取り出す事にした。

そんな慌ただしい昨日今日であったが、無事に何事も無く終了して、ヤレヤレだ。長年の悩みも解決した。御先祖様には申し訳ないが、今後はお寺の方でお休みいただければと思っている。

では又ね

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お盆の一時

2020年08月17日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

先日は、子供や孫がお墓参りに来てくれ、賑やかな夕食を楽しんだ。みんな元気そうで何よりである。孫達は、はしゃぎ回って汗だく、付き合わされる妻も汗だく大騒ぎである。

義母も楽しそうで、何時もより笑顔が多いように感じる。やはり、子供は雰囲気を明るく元気にさせる力があるようだ。夜も更け9時に解散となった。

また、15日には、私の実家の墓参りと仏壇を拝み、両親の生前を偲んだ。その後は、跡継ぎである兄夫婦に御馳走になり、遅くまで昔話に花を咲かせた。事前に飲酒運転の事もあり、久しぶりに自転車で出かけたのだが、今の自転車は電動で、昔の自転車のイメージは全くなく、快適に運転する事が出来た。正確には、自転車も飲酒運転になるが、そこは見逃してね。

沢山いただいたが、ふらつく事も無く、無事に帰宅する事が出来た。兄弟や子供、孫も皆近くに居るので、しょっちゅう顔は合わせているが、またとない良い機会に恵まれた。

盆も仕事は営業していたので、法事などの機会に料理を配達しているが、帰省の関係なのか、どこの家庭も穏やかな雰囲気である。私は、実家は車で5分、長男は隣に長女二男は車で20分の距離に住んでいるので、帰省の関係が想像でしか分からないが、さぞかしや両親は嬉しいであろう。

両親の仏前に闘病生活を報告し、来年のお参りを約束した。

さて、もう少し頑張ろうか

では又ね

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お墓参り

2020年08月13日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

今朝は、早朝より妻と両家のお墓参りに行った。早朝と言うのに既に数人の人が、お墓詣りに訪れている。皆さん高齢の人ばかりで、挨拶を交わしながら、細い段差のある山道を汗だくになりながら登った。

私は花を持ち、妻は線香とローソクを持って、ようやく到着した。9月には「墓じまい」をする予定になって居るので、最後の墓参りとなる。記念写真をとり先祖供養を行った。墓石には、昭和60年の妻の祖父の刻印が有る。92歳と刻まれている。父親は、結婚した2年目に「肝硬変」と言うガンで56歳で亡くなっているので、順番が逆になっている。

何代続いている墓石かは、知る由もないが、一応「過去2代」の永代供養をお寺にお願いしてある。妻が生活を共にした祖父母の代までだ。

まだ、母親は元気に同居しているので、先の事になるが永代供養をお願いしている。

続いて、私の先祖の墓参りに行った。こちらは平たい場所に墓地が有り、苦労なく辿り着ける。簡単に落ち葉を拾い、先祖供養を行った。祖父が新所帯と言う事もあり、実家の墓地は祖父母と両親の4人が眠っている。

妻は、早くにして父親をガンで亡くしたが、私も母親をガンで早くに亡くしている。余命宣告通り入院から半年の63年の生涯であった。半年の間、付き添いの為に母親と寝食を共にしたが、その間には何度も苦しむ姿を見てきて、やるせない気持ちになったものだ。今でも忘れられない記憶である。

患者本人の辛さは想像を絶するが、その様態を見る付き添いも計り知れない辛さが有る。

私も長い闘病生活を経験したが、妻を始めとする多くの人に辛い思いをさせてしまっていることを詫びなければならない。

人生は、長ければ良いと言うものでは無いが、健康でなければ意味が無い。健康長寿が大切だ。安楽死の問題が取りざたされている。私には分からないが、私自身は延命治療は勘弁してほしいと妻には伝えている。体験したあの辛さは、もうこりごりだと痛感したからだ。

この時期は、原爆、戦争、先祖供養となにかと過去を振り返る機会が増える。過去は帰らないが、これから先の人生を考える良い機会である。

では又ね

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墓じまい

2020年08月07日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

私は、2人姉妹の長女を妻に迎えた関係で、妻の実家は跡継ぎが無く、既に義父も早くに亡くなっている関係で、義母を引き取り同居している。

そんな中で、これまでは妻の実家の墓を管理してきたが、墓地の山の上の方にあるので、大病を患ってからは、長男と次男と妻に墓掃除をお願いしているが、義母も88歳になっているが、新聞も読むしテレビも好きで、元気に日々を過ごしているが、何が有っても可笑しくない年齢だ。

「先の事も考えねば」と思い、義母と妻に相談して、孫の代まで引きずらずに「墓じまい」をすることにした。まだ健在の義父の兄弟や妻の妹に了解を得る為に連絡を入れて、皆さんの了解を得たので、お寺さんに「永代供養」のお願いをした。申し訳ない気持ちも有るが、墓の管理も私の代で終わりにして、孫の代に引き継がない事を決めた。

昨日は、墓石の撤去を相談するために、知人で取引先の石屋さんと一緒に現場を見てもらい、状況を把握してもらった。何せ山の高い場所で、おまけに段差のある重機の入らない細道と階段。墓石を砕いて人海戦術で運び下す事になった。

盆明けの20日ごろに「墓じまい」のお経のお願いをお寺さんにして、9月以降の撤去となった。

墓地の管理者に連絡を入れ、了解を取り付けた。今後は、義母も含めて、お寺さんで30年間の念忌法要と管理もお願いした。

私は二男である為に、新たに墓地の契約は既に済ませているので、その墓地はおそらく私が最初に入る事になるだろう。

長年に渡り悩んでいたが、これでようやく方向性が決まった。

今日は、二男も駆け付けてくれて、長男と妻の3人で最後の墓掃除をしてくれた。最後の墓掃除だ。ありがたい事である。

来年からは、お寺にお参りする事になるが、少し寂しい気持ちも有る。そんな思いから、撤去する墓石の一部と土を私の新しい墓地にシンボルとして残すことにした。今後は義母の遺骨の一部も、そちらに埋葬するつもりだが、ほとんどは寺で管理してくれ、7回忌後は共同の墓石で保管される事なにる。

この判断が良かったのか、悪かったのかは、分からないが、無視するわけにもいかず、妻の実家に対する私のせめてもの思いである。

妻や義母も喜んでいてくれるので、「これで良し」と思う事にした。これで、「永代供養と義母の葬儀」「墓石の撤去と破棄」「管理者への報告」と手続きは完了した。ただし、高齢とは言え、義母が先か私が先かは分からないが、今の所は、私も転移や再発は認められずに、穏やかに日々を過ごしているので、大丈夫だとは思っているが・・・・

子供達3人が、近くに住んでくれているので、私も妻も心強い思いだ。ちなみに、長女は小学校の校務員として勤務し、長男は私の会社で社長を、二男は大手電機メーカーの子会社に勤務している。一番危険なのは、コロナの関係も有り、私の会社で社長を務めている長男だ。何とか頑張って、会社を守ってほしいと念じている。

これで私の親としての責任も一応おわりだ。ヤレヤレだ。後は長男の仕事を応援してやる事だけだ。もう少し頑張らねば。

皆さんコロナにも気を付けながら、熱中症やガン、脳梗塞など、何が起きるか分かりません。検診を怠らない様に、元気にお過ごしくださいね。

コロナ報道が注目されていますが、コロナでの死亡は高齢者を中心に1000人強ですが、ガンの死亡者は年間36万人、毎日1000人の方がお亡くなりになっています。報道しないだけです。本当に気を付けて下さいね。ガン体験者の私が言うのですから本当です。

では又ね

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孫娘の退院

2020年08月04日 | 冊子(人生晴れたり曇ったり)

ようこそ

今日は、入院をしていた孫娘が退院した。まだ、4歳だったので、母親が付きっきりで病院に寝泊まりし、看病していたが、これでヤレヤレ解放される。

隣に住む長男夫婦の次女だが、小学1年の長女と1歳の長男も居る為に、両家のジジババも大活躍。それぞれに手分けをして、生活の面倒を見ていた。

長男は、自営業みたいなものなので、暇を見つけては嫁と交代し、嫁を入浴に帰らせたり、息抜きをさせたりと世話をしていた。

初めての我が子の入院で、家族の絆も深まった事だろう。家に残された2人の孫は、朝6時30分に我家に来て、朝食を取らせ長女は小学校へ行き、長男は保育園に妻が送って行く。義母もいるので、朝は賑やかである。

午後からは、学童保育に通っているので、妻が迎えに行き連れて帰り、嫁の実家のババさんが、我家へ迎えに来てバトンタッチ。

長男が仕事帰りに嫁の実家に2人の子供を迎えて、帰宅すると言う生活をしてきた。地元を離れて都会で所帯をもっている若い家族は、こんな時にはどう対応しているのだろうかふと疑問に思ってしまう。余計なお世話だが

何をともあれ、無事に退院となったが、3か月後に又、盲腸の手術が有る。今回は、内臓の腫れや膿が激しく、切除までの手術は行わずに、腫れと膿だけを取り除く手術をしたので、再度の手術が必要との事だ。

コロナ感染の関係から、両親以外の面会は禁止されていて、結局は一度も見舞ってやることは叶わなかったが、元気そうでなによりだ。今朝、嫁からラインを受けて、元気にはしゃいでいる様子が写されている。

取あえず私達も今日から解放される。ヤレヤレお疲れ様でした。

では又ね

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