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李白 七言絶句

2007-07-01 | 書道
昨晩の続きです

今回の展覧会出品の題材
李白七言絶句「聞王昌齢左遷龍標遥有此寄」の内容をご紹介します。


「王昌齢の竜標に左遷されるるを聞き遥かに此の寄あり」

楊花落尽子規啼
聞道龍標過五渓
我寄愁心与明月
随風直倒夜郎西

(大意)
盛唐の詩人王昌齢が竜標(現在の湖南省)に左遷されたと聞き、
李白が寄せた詩

楊柳の花も散り尽くし、ホトトギスが啼くこのごろ、
聞けば竜標に流され、五渓あたりを過ぎていったとのこと。
私は君を思う愁いの心を、明月に寄せよう。
どうか風に乗って、遠い夜郎の西までまっすぐに届いて欲しい。



この七言絶句(28文字)を横212cm×縦235Cmサイズに書きました。
このサイズを言うと、「えっ 大きいね」と言われるのですが、
会場にはもっと大きな大作が沢山発表されています。
あれだけの大作、作品数の多い展覧会は珍しいのではないでしょうか。

私、辻玲芯の作品は会場に入り右に曲がってすぐの所、
写真も撮り易い場所に掲示していただきましたので、
お見逃しなく