近所のOさんが2015年の本屋大賞受賞、上橋菜穂子さんの『鹿の王』を読んだらと言って、自分が良く前に持って来て下さったので、これは早く読んでお返ししなければと、慌てて読みはじめた。

一日で480ページ程読み進んだが、山犬に噛まれた人間が次々病に感染し死亡していくのだが、主人公のヴァンとユナと云う小さな女の子だけが助かり、医療の事も関係して物語が展開しているが、人間関係や山犬とのつながりなど複雑で怪奇、後少し読めば下へと続くのだが、今一のめり込むことが出来ず、流して読んでいるそんな感じですが、読むだけは最後までと思っています。

一日で480ページ程読み進んだが、山犬に噛まれた人間が次々病に感染し死亡していくのだが、主人公のヴァンとユナと云う小さな女の子だけが助かり、医療の事も関係して物語が展開しているが、人間関係や山犬とのつながりなど複雑で怪奇、後少し読めば下へと続くのだが、今一のめり込むことが出来ず、流して読んでいるそんな感じですが、読むだけは最後までと思っています。
感想が見事に一致しました。
どっぷりと入り込めないところが・・・
>どっぷりと入り込めないところが・・・<
良い評価をされている方も沢山おられるようなので、私がおかしいのかとも思いました。
本屋大賞とはどんな基準で選ばれるのかしら?????
過去一年刊行の本から選出される、
「全国書店員が選んだいちばん! 売りたい本」といわれ、
直木賞や芥川賞などの受賞作とは、異なる視点で選ばれているのでしょう。
いもこさん、nekoさんにいまいち不評な
鹿の王…
執筆に3年を要し、苦しんで生みだされた作品のようですが、
ファンタジー作品のおもしろいところは、
現実的でない部分が、どれほど非現実的で空想を膨らませてくれるかというところではないでしょうか。
その意味では、この作品は、
医術に関して、従弟の医師にヒアリングを行い、きっちり抑えてありますので、
現代の医学の精度で記載がなされ、かなり現実的です。
物語の非現実性と上記の現実性が今一つ違和感を覚えるものになっているのかも。
もしかするとバラスが悪いのかも。
本は評価の問題ではなく、
冠に関係なく合わないものは合わないので…。
後半に行くに従って、
盛り下がっているところも気になりました。
読んだ人にしかわからない
『鹿の王』に含まれた意味が印象に残りました。
上で書かれていたことを頭に浮かべながら、下を中ほどまで、ユナを探していたヴァンと医術師ホッサルが出会い黒狼病について語り合う件の所まで読み進むことが出来ました。
この先どんな風に展開していくのかは分かりませんが、
>読んだ人にしかわからない
『鹿の王』に含まれた意味が印象に残りました<
こんな風に捉えられるように読み終わりたいと思います。