庭が花で一杯になりますように
と願ったのは2007年
その年に植えたのは宿根草
毎年苗を買って植えるのではなくて
植えたものが増えていくように育てたり世話をしたいと思っていた
去年秋に小菊を鉢に植えた
うまく今年になって伸びだしたがヒョロヒョロ
「んーーーどーしたらええんやろ」
ご近所の花を綺麗に咲かせるおばさんに尋ねたら
教えて
家に来て菊の鉢をひっくり返し中を見せてくれた
そこの3センチから5センチほどは細かい根っこだらけ
「これをなこうやって・・ボリボリバサッツ」
「とりのぞいてな、芯の大きな根っこだけ残してすっきりさせるんや。」
「へーーー。根が回るってこれか」
「こうやったら、また根っこが伸びようとしてしっかりおおきくなるんやね。ほんで、6月の梅雨時分にまた上をばっさり切って刺し芽するんやで。ほな秋に皆鼻をつけるさかい。」
「ひゃーありがとう」
「うれしいわーー」
その日の内に皆鉢からだし水につけ新しい鉢や土の準備に取り掛かった
それも車の無い私に
ランチに迎え人来てくれるという嫁のお母さんに助けてもらうことになり
は花用品のあるホームセンターで待ち合わせとなる
今週の月曜日のことだ。
その日の夕方菊は全部遣り上げたが
他の鉢も気になりだした
が・・・・
もう良い鉢が残っていない
分けて使ってしまったので
でも気になる
鉢がほしいなあ・・・
次の日大きな鉢や手ごろな鉢が庭にボソッとおいてある
どうやら3男の仕業だな
「ひょっとして」
「いるかなとおもて。つかうやろ。」
「ありがとううれしいわ」
6月ごろから咲く大好きな花も新芽がぎっしりで分けたいと思っていたところ
鉢から出してみると
根が一杯
同じ器に入れておくと根が回って花など大きく育ちにくい
器を変える・・・根がモット張れる・・育つ
器から出す・・・根の掃除・・・要らないものが成長を邪魔する
これは全く人間と同じだ
同じ世界にとどまっているとその世界しかわからなくなる・・つまり世間が狭くなる
月日がたつと必要なもの(植物なら根)が成長の邪魔になってしまう・・時が立って不要なものは処分することだ
同じように水をやっても品種・日向・日陰・風通しによってほしがる水分量は違う
これまた人の個性・生活スタイルなどとおなじだろう
犬に教わり・花たちに教わり・・・
自分で感じるから素直に入ってくる
それまでに色々見聞きしたことが体感できる
フレーベルがキンダーガーデンとなずけた意味は
今土に返ろうという意味をあの時代からちゃんと解っていたのだ
人は土とともに生きている
植物を育てるときに
種や球根を植え一年のサイクルで次の世代まで育てきると
自然に人が生きていく知恵が知らず知らず身につくのだろう
人を育てるリーダーはぜひガーデニングもやってみると実感できていいかもねえ。
コーティングや人を育てるや褒めて育てる・待つこと・その人の良さを見るなど頭で理解はするものの
心にしっかり受け止めて実践出来ているか
この実践が植物の成長を通して
私には非常に役立っている