風極の岬 えりも 法光寺住職の「善き人々に出逢う旅」

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掃除の功徳~女性会の皆様に春の御奉仕を頂きました!

2017-04-24 19:23:22 | 日記

お釈迦さまが説かれたという、お掃除の功徳には、五つあります。

拙寺では、年に一度春のおまいりの直前に、大勢の女性会会員の皆様が、掃除と仏具磨きをして下さいます。

先日も約50名の皆様が、奉仕に集合。お寺はピカピカに

さて、掃除の功徳です。

      1、自身洗淨 = 自身の心が清められる ~ 「掃除をすると、気持ちが良く心もスッキリします」 

      2、他心洗浄 = 他の人の心も清らかに ~ 「家族・友人たちの心も健やか、清浄になりますね」

      3、諸天歓喜 = 周囲が生き生きと輝く ~ 「貴方を取り巻く事物や人々もさらに穏やかに輝く」

      4、端正の功徳を植ゆ = 周囲の心が調う ~「貴方の周りに住んでいる方々の心も、調えられる」

      5、命住の後、死後必ず「天上に生ず』 ~ 「あなたの精進が、天に繋がる一歩となるでしょう」 

写真は、前日掃除前の用意の模様です!!!沢山の掃除用品とおまいりの

       

      

 

 

 

 

 

 


法友「枡野俊明師」の日捲り~帯広の書店で発見

2017-04-22 19:56:44 | 日記

    4月22日 朝から雨 ときおり霙 夕刻晴れのちまた雨

 

帯広の書店で出逢った(発見した)日捲りカレンダー。

畏友枡野俊明師の写真と言葉を抜粋。~修造カレンダー風ですね。

(枡野師は、神奈川県鶴見の建功寺の住職で著名な庭園デザイナー

       ~拙僧と大本山総持寺で同じ時期の修行の仲間です)

 

              このカレンダーにならい、来年は拙僧も、作ってみようかしら!!

   

              

                  

 

 

 


クロッカスに聴く~先ほどタイトルを書くのをわすれました

2017-04-18 19:29:14 | 日記

4月17日 昨日は温か。梅の古木の根本のクロッカスも一斉に開花です。

      クロッカスは、ギリシア語の「krokos(糸)」が語源とのこと。

             長く糸状に伸びるめしべを持つことに由来する。

             ヨーロッパでは、春の訪れを告げる花だそうです。

      ちなみに、北海道では「福寿草」でしょうか?

クロッカス全般の花言葉はというと~「青春の喜び」=youthful gladness

                 「上機嫌・元気」=cheerfulness

また、紫のクロッカスの花言葉は「愛の後悔」です(意味深ですね)

黄色いクロッカスといえば「私を信じて」(もっと意味深?!)

~ギリシア神話によるのでしょう~

 美しい青年クロッカスと、羊飼いの娘スミラックスの悲恋物語。

 結婚を許されなかったクロッカスは自殺し、スミラックスは悲しみのどん底に。

 二人を哀れんだ花の女神フローラは、青年をクロッカスの花に、娘をスミラックス(サルトリイバラ)の花に変えたという。

さて、夜になると、花を閉じた状態になりました。しとやかな花弁を閉じる花々

         今日18日は、終日激しい雨と風。クロッカスはどうしていたのでしょうか?

         


春の風情~牛さんたちに凝視められて

2017-04-16 18:53:51 | 日記

4月16日(日) 昨日までは肌寒い日々でしたが、今日は春暖。のんびりした気持ちです。

        庶野という地区にお参りに行った帰り、N牧場を眺めると、黒い牛さんの大集団が。

思わず車を降りていくと、一斉にこちらを凝視(みつ)めています。

シャッターを切り、更に近くによると~ 一斉に逃げ出しました。少し間をおき、カメラをおろして再び近づくと~

また、こちらに寄ってくるではありませんか!何とも不可思議な行動です。

 

        牛を眺めている内に、昨夜読んだ『徒然草(第九十三段)』の一節を、想いだしました。

 <ある人が大勢の前でこんな話をし出した。

  「牛を売るものがいて、買い手と話がつき、明日代金を支払って引き取ってもらう約束をした。

   ところがその夜のうちに牛が死んでしまった。牛を買おうとしたものは得をしたが、売ろうとしたものは損をした」

  これを聞いて、側にいた人がこう言った。

  「牛の持ち主は確かに損をしたが、しかし又、大きな利益もある。

   生命(いのち)あるものが死の迫っていることを知らずにいるのは、牛もまた人間も同様である。

   思いがけず牛は死んでしまったが、持ち主は存命だ。人の生命は万金よりも重く、牛の代金などは羽毛より軽い。

   僅かな金を失ったひとが、損をしたとは言えない」

  しかし、その場の人々はみな嘲り顔で「その道理は何もその牛の持ち主に限ったことではない」と冷ややかだ。

  その人はかまわず、

   「人間が本当に死を憎むなら、生をこそ愛すべきだ。今ここに生きている喜びを忘れ、わざわざ苦労して、外の楽しみを求める。

    (中略)生命ある間、生を楽しまないで、急に死を恐れるというのでは、これ程矛盾した道理はない。

    人がみな生を楽しまないのは、死を恐れないからだ。死がまじかに迫っていることを忘れているのだ。」と説くが、人々は理解しない。

   「いよいよ嘲る」として、この段は終わっています。>

この側にいた人というのは、吉田兼好自身ではないでしょうか?

目先の慾にとらわれて、大切な生命(いのち)の価値を顧みようとしない庶民。兼好の批判精神が感じられます。

 

     しかし、翻って「自分の生き方はどうか」と 自身に問うてみます。甚だ覚束ない部分もあります。

     布教の場では『生死事大 無常迅速』と繰り返している拙僧ですが~

     「日々の生活で、生命の重みをどの程度感じているのか?」と、あらためて突き付けられた思いです。

     大勢の牛さんたちの瞳は、そのように私に、問うているようにも見えたのです!

     

 

 

 

 


カフェ・デ・モンクの記事について

2017-04-14 21:35:46 | 日記

     月一度開いているカフェ。

本年度は、原則的に第四水曜日の午後二時より、開催と決定しました。

     場所は、昨年と同様、「えりも町民交流館ひなた」です。

     (夏には、えりも岬周辺の、ハイキングも予定しています。

なお、共催して下さっている「浦河ひがし町診療所」では、二三年後、えりも町に「小規模多機能ホーム」の開設を考えています。

     皆様の御意見と御協力を、これからもお願い申し上げます。