4月26日の朝 札幌中島公園の道立文学館に寄りました。
桜が咲き始めの朝ですが、少し肌寒い。 ときおり散歩する場所です。
入り口の佐藤忠良氏作の「帽子」が、いつものように迎えてくれます。
今回は、1949年生まれの物故作家、佐藤泰志の軌跡を辿った展示。
北海道函館市生まれ、芥川賞候補に5回のぼるが、遂に受賞ならず。
1990年、わずか41歳で自宅近くの植木畑で自死を遂げた悲劇の作家です。
2010年12月公開の『海炭市叙景』(谷村美月 竹原ピストル)
2014年4月公開『そこのみにて光輝く』(綾野剛 池脇千鶴)
そして2016年公開予定 オダギリジョー主演の『オーバー・フェンス』(楽しみです)
色々と、感じさせられた展示でした。
特に出口付近に置かれた自筆の言葉書 『朝10:00から 夕方まで 必ず仕事をすること。』
作家の深い業を、強く感じたのでした。