えりも岬から海岸沿いの道をしばらく走ると、悲恋沼があります。
そこの駐車場から、海岸に向かって歩きますと、百人浜に出ることが出来ます。
波が荒く、荒涼とした砂浜。昔南部藩の船が遭難して、百人を超える人がたどり着き、寒さと飢えの為に、餓死したと言われています。
北緯42度の地点。一時えりも砂漠と呼ばれていた土地が、クロマツの国有林に生まれ変わった場所でもあります。 (しばらく前、NHKでも紹介されました)
しばらくぶりで訪れると、砂浜の地形が変ったようです。砂が侵食され、彼方に見える筈の山が、見えにくくなっていました。
寄せては返す波の動きは、太古のままですが~ 私たちの住む土地は、時代を経て変遷します。この地にアイヌ民族の方々は、どうやって暮らしていたのでしょうか?
ふと、昔の姿に想いを馳せます。
とは言え、楽しいハイキング。海を見てはしゃぐのは、老いも若きも関係ありません。精神衛生状も悪い訳がありません。
森林浴と、波の飛沫をたっぷりと浴びた一日になりました。