風極の岬 えりも 法光寺住職の「善き人々に出逢う旅」

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秋田『癒しのコンサート』参加=「まごころに生きる」

2015-08-30 19:29:13 | 日記

8月21日(金)午後5時半~8時半。
秋田文化会館を会場とした『第六回 癒しのコンサート』が開催されました。


 当日は生憎の小雨でしたが、猛暑がさって想いの他の涼しさです。
 大勢の皆様が駆けつけて下さいました。深く感謝申し上げます。

 この催しは、秋田市源正寺様が主催し、私どもが協力して、毎年8月に行われます。
 社団法人シャンティ国際ボランティアの後援を頂いて、カンボジア教育支援を目的にしています。
 このコンサートの収益金は全て、カンボジアの学校建設と、東日本大震災復興支援に充てます。
 また、アジアの各国のクラフトエイドも併せて休憩時間に販売。好評を頂戴しています。
                    (この売上の一部も、教育支援にまわります)


 ボランテイアで出演頂いたのは、二胡演奏者の福本ゆめさん。落語家の林家とんでん平さん(故林家三平師匠の最期のお弟子)
        講演を頂戴したのは、曹洞宗北海道布教師会会長で、江差町正覚院住職の松村俊昭老師。
 皆様の熱演と、素晴らしいお話で、大変盛り上がりました。

 拙僧とシャンティボランティア会の眞屋友希さんも、短い御報告とお礼の挨拶を致しました。


 「三時間は少し長いかな」と、思っていましたが、盛りだくさんの内容に殆ど席を立つ方もいません。
 最後は出演者全員がステージにのぼり、南こうせつさん作詞の『まごころに生きる』を熱唱。
 会場からも大きな歌声が響きました。来場の皆様も満足して下さったようです。
 来年の再会を約して、打ち上げ。秋田の銘酒がこの上なく、美味しく感じられた夜です。

短いえりもの夏を惜しみながら

2015-08-29 20:57:40 | 日記


忙しかった八月。お盆の行事と旅先の仕事が続きました。
今はもう夕暮れになると、秋の風が吹きます。
満月を眺めながら、短い夏の夜を想いだしています。

<八月十五日=えりも灯台祭の花火>
この夜は、穏やかな風と丁度良い曇天で、海辺の花火が綺麗でした。
こんぶ漁もお休みで、実に多くの老若男女が集まりました。
えりもの花火はこの地方では有名です。岸壁の近くで、鑑賞できます。
ひと時の楽しみですが、町民にとっては欠かせない行事なのです。

     花火見し一夜花火のことばかり   金子つとむ
     花火待つ舳先の闇に水照らひ    藤木竹志
     大輪の花火の下の赤ら顔      住職
      (ビール頂きました)




<八月十六日=精霊流し>
この夜は、えりも築港の中で行われる、精霊流しに参加。
えりも仏教会の皆様と共に、読経をつとめました。
波もなく穏やかな海面を、小さな灯篭がユラユラと揺蕩います。
ショートステイされた御先祖様に、静かに掌を合わせます。

     精霊舟はぐれぬようにそっと押す  松山寿美
     心経を唱へる同志精霊祭      住職
      (当番で導師をつとめました)

     

神戸・広島への旅(6)ANAクラウンプラザホテルでの婚礼出席

2015-08-10 21:26:01 | 日記


8月2日は、晴天!

ANAクラウンプラザで、午前中の挙式に参列。
広島に嫁いでいる長女の義妹の、晴れの日です。
午後からは、盛大な披露宴が執り行われました。

フレンチのフルコース、大変美味でありました。
特にアルコール類が吟味され、嬉しかったです。
   モエエ シャンドン ロゼ アンペリアルNV
   クラレンドル ブランバイ シャトーブリオン
   シャトーブースカッセ ドメーヌ アラン ブリュモン
   大吟醸 賀茂鶴 双鶴
   ジントニック モスコミュール ファジーネーブル
   カシスソーダ カンパリオレンジ ビール各種


200人の招待客があり、4時間の宴は流石に疲れました。
ところが、これですべてが終わりでは、無かったのでした。
午後7時から別席で、今度は中華料理のコースなのでした。
終日、飲みつかれ、食べつから、カロリーオーヴァーです。

カンボジア首都プノンペンのスラムを走る移動図書館車

2015-08-09 19:55:00 | 日記
カンボジア教育支援のボランティア活動で、お世話になっているシャンティ国際ボランティア会から、残念な連絡が来ました。
「プノンペンのスラムに移動図書館を建設したい」と、かねてから候補地を探してもらい、計画を立てていました。
しかし、「どうしても許可される土地がみつからない」との現地スタッフからの報告です。
まだ時期が無理なのでしょうか?毎日、本を読みたがっている子どもたちの姿を想いだすと、残念でなりません。



内戦が終結したカンボジアは目覚ましい復興を遂げつつあります。
でも一方では、貧富の格差が拡大し、農村の人々はほとんど貧しい生活のままです。
一攫千金を狙って地方から首都に出てきた人の多くは、夢破れ、スラムの貧民街に集団で暮らしています。
学校に通うこともできない子どもたちは、ゴミ山からお金になりそうなものを拾って生活しています。
絵本を楽しむことも、本から学ぶもとも出来ない生活を余儀なくされているのです。
そんな中で、私どもと篤志家の方と共同で出資して購入した、移動図書館車が通ってくるのを待っています。


貪るように本を眺める多くの子どもたちに出逢いました。
彼らに「お菓子と本があったら、どちらが欲しい?」と、質問しました。
すべての子どもたちは、本を選びました。
「だってお菓子は食べてしまえばお終いだけど、本はいつまでも残るでしょう」
食い入るようにすみずみまで、繰り返し本をめくる子どもたちなのです。
「いつかは、この子たちのために一日中居られる図書館を作ってあげたい」と、心から念じます。


神戸・広島への旅(5)原爆ドームの残像

2015-08-08 19:16:22 | 日記
8月2日は、朝から暑い日でした。
平和公園に佇んでいると、余計ジワジワと汗が染みるような気がします。
涼を求めて、資料館に入り冷たいものを飲んで一息。
ついでに、葉書を買い求めました。

一枚は、写真による原爆ドーム。
世界遺産となったドームと、美しい花のコントラストを撮ったものです


さて、もう一つの絵葉書は、平山郁夫さんのものです。
1930年生まれの平山画伯は、修道中学3年在学中に被災しました。
勤労動員されていた広島市内陸軍兵器補給庫にいた時の事でした。


この被爆の経験が「文化財赤十字」活動の原点になっています。

明日8月9日は、長崎に原爆が投下された日です。
ドームの絵葉書を眺めては、実物の残像を思い返しています。
「二度と悲劇が起こりませんように」
明日の朝は本堂のおつとめで、全世界の平和を願います。祈祷祈祷