風極の岬 えりも 法光寺住職の「善き人々に出逢う旅」

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道立近代美術館=東山魁夷「唐招提寺御影堂障壁画展」に!

2019-07-09 20:00:02 | 日記
7月に入っても、肌寒い北海道です。
先日仕事の合間に、札幌市にある「道立近代美術館」を訪れました。
     
おりしも、東山魁夷画伯の『唐招提寺御影堂障壁画展』が開催中。
「唐招提寺」はご存知の方も多いと思いますが、「律宗総本山」のお寺です。
奈良の西ノ京、秋篠川の近くに、建っている静かな佇まいの御影堂。
753年、命を懸けて渡来し、日本に「戒律」を伝えた鑑真和上が祀られています。
東山画伯は、この御影堂の障壁画と、鑑真和上像を納める厨子の扉絵を依頼され、約十年かかって完成されたのでした。
この傑作が北海道で鑑賞できるというので、大勢の方々が来館。
拙僧も、是非にと予てから思っていました。
勿論全体の配置が復元されたものとして、観ることはかないません。
しかし、それぞれの間が、それだけで観るものを圧倒し、言葉を失わせるのです。

数え年55歳で渡航を決意してから、数度の失敗にもめげず、66歳になって遂に日本の地を踏まれた和上。それに近い年月をかけて、綿密な障壁画を完成させた画伯。お二人のパッションが、時を経ても脈々と感じられるのです。
(写真は、管内で流れていたビデオ画面を写したものです)

    

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (鈴木)
2019-07-12 11:23:56
此方は小雨が降っています
暇つぶしにPCランダムで散歩してます
私は戦国時代、寺、神社、仏閣、城などが好きです
北海道にはまだ行った事がありません
新撰組の土方歳三の最期の地にも行ってみたいと思っています
ブログ拝見してます
<東山画伯は、この御影堂の障壁画と、鑑真和上像を納める厨子の扉絵を依頼され、約十年かかって完成されたのでした。>
雑学が増えました
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今晩は。鈴木様 (住職)
2019-07-13 21:01:39
鈴木様
ご丁寧なコメント有難うございます。すでに
いらっしゃってるかも知れませんが、是非唐招提寺にも、お出かけ願います。拙僧も近いうちにお詣りしたいと、思っています。
今後もどうぞよろしくお願いします。合掌
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