一つの事件に思う事

17歳の少女がホテルで殺されるという事件があった。

17歳…うちの娘と同じ年じゃん
発見したのが少女の友人で、
友人が何故その少女を発見できたかと言うと、
そのホテルのどの部屋にいるかを事前に知っていたから。

そんな事を（しかも男友達が）知っているなんてのは、
普通に考えると援助交際…いや、美人局なのかな
17歳の子がホテルってのは解らなくもないけど、
※同じ年の娘の親としては複雑だけどね
犯罪まがいの事をしていて殺されたとなると、
何て言うか、もう自分の娘に置き換えて想像したら、
ちょっと狂ってしまいそうな感情になる。

これくらいの年齢って、
自分の頃を振り返って考えてみても、
ちょっと悪い自分に酔ってる部分があって、
悪い事に関して罪悪感を持つよりは、
そういう自分なったのは周りの大人のせいだと、
責任転換して悲劇に浸るのが一種の快感の時期であり、
それは【思春期】という名の麻疹のようなものだが、
麻疹も一歩間違えば死に至るように、
その時関わる大人によって取り返しのつかない事になってしまう。
幸いにも親の私がチャランポランにも関わらず、
周りの大人に恵まれている娘はおバカだがブレてない。
本当にそれは有難い事だと感謝する。

17歳にもなれば自分で事の善し悪しは判断できなければならない。
もちろん亡くなった少女も「善い事」とは思っていなかっただろう。
自分を大切にするという事を教わらなかった少女が哀れでならない。