金沢市の『慢性腰痛』専門 整体院 樹〜悩める治療家のあなたへ〜

勤務柔整師が整体院を独立開業。
現在R5年 開業8年目の悩み

腰部脊柱管狭窄症(LSS)

2015-11-24 22:39:30 | 腰部
どうも(^_^)


連休中はほとんど勉強できずに不安になっている男です(;´Д`)


最近勉強している時間が一番落ち着きます。。。病気でしょうか?笑


みんなが休んでいる時にこそ、差をつけるチャンス!と昔から教わってきたので不安になるのでしょうか。。。


最近独立の事を考えると、不安になる事が多い今日この頃です(´・ω・`)


気合いを入れねば!!!(・へ・)







さて、今回は腰部脊柱管狭窄症(LSS)について勉強して行きたいと思います。





臨床でも多いですよね。


特にお年寄りに。。。


だいたい、腰痛い、足しびれる、歩くとすぐ疲れる、歩けなくなる、腰反らすと痛い、、、


この様な症状があって、MRI画像で、脊柱管の狭窄が少しでも認められると、、、


「腰部脊柱管狭窄症」患者が出来上がります(+_+)


それが、実は本当の腰部脊柱管狭窄症ではないにもかかわらず。。。





まあ、何はともあれ、まずは脊柱管狭窄症について基本的な事を勉強して行きたいと思います。


私の復習もかねて、、、意外に臨床が長いと基本的な事って忘れがちですからね。





脊柱管


脊柱の中にある空洞のこと。そこに脊髄から移行した馬尾が走行し、神経根が左右に分岐する。

この空間が何らかの原因により狭窄し、症状が出るものを脊柱管狭窄症という。






では、何らかの原因とは何だろうか!?


黄色靭帯の肥厚

分離すべり症との関連

腰椎の変性、側彎、前弯増強




これらの原因により、馬尾や、神経根が慢性的に圧迫され、下肢のしびれ、痛み、異常感覚、などが伴うものをLSSと言う。


他にも代表的な症状を上げてみよう。


腰が重くて痛い

足の痛み、しびれ

間欠性跛行

膀胱直腸障害

陰部感覚異常




50才~80才の高齢者に多い疾患。


男性の方がやや多い傾向にある。


腰を頻繁に曲げたり伸ばしたりする動作を繰り返していた人に発症しやすい。


前かがみ、座る姿勢を長時間、続ける仕事をしていた人に発症しやすい。





こんな所でしょうか。。。


思いつくこと書いてみたのですが、、、何か足りなかったらすいません。





次に分類です。


ほとんどが3つに分けて考えられていますね。


神経根型

馬尾型

混合型


簡単に特徴を上げてみましょう。




神経根型


左右両側にに症状が出る事もあるが、ほとんどは片側性。

腰を反らせると症状悪化。

前かがみになると症状改善。

腰痛を伴う事が多い。

当然、間欠性跛行も見られる。

分離すべり症との関連。

保存療法が適応されるケースが多い。

私たちが介入出来るのはこの神経根型がほとんど。






馬尾型


両側性にマヒ、シビレが起きるケースが多い。

お尻に血流障害が起きているケースが多いので、腰痛よりも足に症状が出やすい。

膀胱直腸障害、排尿、排便障害、会陰部の異常感覚。

間欠性跛行が著明に見られる。

変性すべり症との関連。

観血的療法の適応となるケースが多い。

私達が介入するのは難しい場合が多い。





混合型


上記の症状が両方起こっているもの。





こんな所でしょうか(;´Д`)


今回は以上です。


読んで頂いた勉強熱心な先生。有難うございます(*´ω`*)


また次回。





おわり


LL(ラテラルライン)~典型的膝OAでリリースすべき所~

2015-11-20 23:41:00 | 
どうも(^_^)


何かと出費が多い年末が迫っていますね。。。


我が家も火の車です(;´Д`)笑


そんな中、嫁さんの車の故障が発覚。。。


嫁さん「新しい車買わなきゃね(*^_^*)♡♡♡」


。。。(T_T)/~~~


こんなことで悩む自分を変える為、絶対に成功せねば!と誓った男です(・へ・)






さて、またまた膝OAシリーズですが、、、


今回は、前回の続きの典型的膝OAのアライメントを呈している患者に対して、何処をリリースしたらいいのか考えて行こうと思います。


まず、何処を?って決まった答えは無いですよね。





だって、一人一人生活スタイルや、体形、筋肉の質、ETC、、、


違うんですから、決まった答えは無いです。


しかし、割合が多いであろう場所を考えていきます。





まず、得意のアナトミートレインから考えると、


以前にも何回も言っていますが、、、


LL(ラテラルライン)ですよね(=゜ω゜)ノ






ここは鉄板です!


その中でも一番診るべき所はもちろん、、、


殿筋群ですよね('ω')ノ





ここは、ほぼほぼ短縮位になっているケースが多いのではと考えます。





次に、自分の経験側ですが、、、意外にここをリリースすると変化が大きく起こるケースが多いです。


それは、頸部の、胸鎖乳突筋斜角筋です( ゜Д゜)









なぜ、頸部と思われる方もいるでしょうが、、、


一度この部分をぜひ評価対象に加えてみてください。




そして、やっぱりここ、腓骨筋です。





ここを調整することにより、脛腓関節の動きが出やすくなり、膝の回旋などの運動が円滑に行われるようになります。





そして今回の最後に、LL(ラテラルライン)ではありませんが、ここも鉄板の筋肉、


ズバリ、後脛骨筋です!







足関節は内反位を呈しているのですから、ここが短縮位なのは言わずともお分かりいただけるかと思います。





今回はこれくらいにしておきます。


まあ、膝OAにはラテラルスラストが付き物ですから、外側へ働く筋群の調整は必須であると言う事です。


ただ、決めつけて治療をするのではなく、しっかり一人一人を評価してその患者に合った治療を展開していくべきです。


以上です。





今回も読んで頂いた勉強熱心な先生。有難うございます。


また次回。





おわり

膝OAに筋力増強訓練は必要か?

2015-11-18 23:06:00 | 
どうも(^_^)


今日家に帰るとクリスマスツリーが飾られていました(^^♪


もう、そんな時期なんですね。。。


娘「パパ、サンタさんに〇〇頼むんだ~(´艸`*)」


(・_・D フムフム、覚えておかねば。。。


嫁さん「パパ~サンタさんに新しい車お願いするんだ~(*´ω`*)」


パパサンタは苦しいです。。。メリークルシミマス。。。(T_T)


なんとか、嫁さんにもサンタが来るようもっと頑張らねば!
と密かに誓った男です(・へ・)






さて、膝OAシリーズが続きます。


今回はよく、リハビリ現場で見かける筋力増強訓練について考えてみたいと思います。





膝OA患者のリハビリに、よく行われているのが、、、


大腿四頭筋や内転筋、殿筋、前脛骨筋、等の筋トレが行われます。


実際うちのリハビリ室でもよく行われています(;´Д`)






しかし、、、







これ、必要ですか???


って、いつも思います(´・ω・`)


イヤイヤ、ホントに必要な人も、もちろんいますよ。


でも、筋トレせずとも、筋のパフォーマンスを上げる事が出来れば疼痛も少なくなるし、歩行時の荷重時痛だって少なくする事が出来ると思うんですよ。。。


イヤ、実際に出来るケースが多いです。






筋膜が固くなってしまい、筋肉自体の大きさというか、力自体は必要な分の物は持っているのに、そのパフォーマンスを発揮出来ていないのを、、、


筋力が落ちている!、、、と判断し、痛いだけの意味のない筋力増強訓練を行っているリハビリが未だに多いこの現状、、、


じゃあ、どうすんだよ!?<(`^´)>


って話しですが、、、簡単です。


筋膜を緩める、リリースしてあげればいいんです!!!





固くなっている、筋膜が緩み、筋が伸び縮みしやすい環境を整える事により、その筋が本来持っている力を発揮させるのです!!!







筋トレしてもすぐに患者さんが実感できる効果を出すのは難しい所があります。。。


しかし、正しくリリースすると、患者さんがすぐに効果を実感できる結果を出すことが大いに出来ます!


効果を実感できると、患者さんも意欲的にリハビリに取り組もうという気持ちが出てきます。


痛い思いをして、効果も実感出来ないのではやる気もなかなか起きません。






そんな意味でも、筋トレが治療の第一選択になる事に疑問を感じます。。。


では典型的な膝OAのアライメントでは、何処をリリースすればいいのでしょうか?


次回はその所を勉強して行きたいと思います。




今回は以上です。


読んで頂いた勉強熱心な先生。有難うございます(*´ω`*)



また次回。



おわり



変形性膝関節症を理解しよう~筋膜ライン~

2015-11-17 22:11:27 | 
どうも(^_^)


子供がかわいすぎて、目に入れても痛くありません(´艸`*)


先日、私のよく使用する参考書にピカソ並みの芸術的な落書きをされました。。。


2歳娘「パパこれ、上手?(^^)」、、、「すごく上手だよ、、、(T_T)」


、、、娘を目に入れても痛くない男です(T_T)/~~~






さて、またまた膝OAについてやって行きたいと思います。





今回は得意のアナトミートレインから、膝OAの患者さんが機能亢進しやすいラインを上げて勉強して行きたいと思います!(=゜ω゜)ノ


典型的な膝OAのアライメントではこのラインは鉄板でしょう!!!


ズバリ、、、


LL(ラテラルライン)です!!!





ここは必ず診なければいけない所でしょう(;´Д`)


以前に書いたようにLLの殿筋は必ずと言っていい程、関係しています。


股関節は、外転、外旋位になっていますからね。


さらに、TFL、ITB、腓骨筋もトーンが高い事が多いです。


あまり、イメージがつかないかもしれませんが、、、


斜角筋、胸鎖乳突筋が関係が深いケースもあります。


頸部=膝OAなんて考えられませんよね(;´Д`)


しかし、その事実はあります!!!






そして、DFL(ディープフロントライン)です!





足元のアライメントを見てください。


足関節が内反位になっています。


これは後脛骨筋が短縮する肢位です。


ここから、DFL全体のトーンが高くなっている可能性が考えられます。


しかも、この後脛骨筋とつながりの深い、腸腰筋や、斜角筋はよく診てみる必要がありそうですね!






そして、SPL(スパイラルライン)です。






ここは意外に見落とされる気がします。


膝OAでは、膝屈曲位の為、MCL、LCLが働きにくい状態が出来ます。


その時、ITBが働きだし、このITBが短縮位になる傾向があります。


SPL上で、ITBと反対側の肩関節外旋筋はつながりが強い傾向があると思います。


その為、ここを診てみるのも良いでしょう(*^▽^*)


私はこれで、意外にいい結果が得られることがあります。





膝OAの荷重時の疼痛なんかは、筋膜を正しく調整すると意外に取れてしまうケースが多いです。


さすがアナトミートレイン!!!


すごく臨床で役に立つツールですね(*^_^*)





今回は以上です。



今回も読んで頂いた勉強熱心な先生。有難うございます(*´ω`*)



また次回。




おわり














変形性膝関節症を理解しよう~立脚初期~

2015-11-16 22:56:19 | 
どうも(^_^)


インフルエンザの予防接種をお尻に打ちました。


なぜか、うちの院長は予防接種をお尻に打ちます。。。


その方が安全で痛みも少ないからだそうです。ここで働くまで知りませんでした(*´Д`)


最初は、恥ずかしかったのですが、、、今では同じ職場の看護師さんの前でも平気でペロンとお尻を出せます。。。


慣れって恐いですね(;´Д`)そのうち前も出し、、、、おっと!、


セクハラ気味の男です。(笑)100%そんなことはしませんから!冗談ですよ~(^^)








さて、また膝OAシリーズです。


今回は、まず足関節の構造から注目して行きたいと思います。


特に後足部に注目です!!!





お題にあるように、立脚初期はこの後足部の踵骨から接地します。




後足部の構造ですが、、、


距腿関節距骨下関節から成り立ちます。



この後足部、実は人口の95%は構造的後足部内反を持っているのです。


構造的後足部外反はまれです。





次に、内果、外果の位置を見てみましょう。






もちろん、内果の方が前方にあり、外果はやや後方にあります。


当たり前ですが、、、(*´Д`)


つまり下腿は構造上、外旋傾向だと言えます。





この、後足部の内反と、下腿の外旋が、、、


立脚初期の後足部の外反と、下腿の内旋によりいい具合になりますね(*^_^*)






この下腿の内旋は、前脛骨筋により制御された内旋であり、大腿は相対的に外旋します。


この大腿の外旋は大殿筋、大内転筋に制御されています。


この時の膝の安定性は、ACLとPCLがねじれ、安定性を保つために働いています。




覚えて起きたいのは足関節のカップリングモーションですよね(^^♪


あと後足部の構造ももう少し覚えて起きたいですね。



距腿関節は回内、回外ともに5度くらいしか傾斜しませんが、、、


距骨下関節は回内へ20度、回外へ10度と、より大きなROMを持っている事も覚えて起きたいですね。


この事からも距骨下関節が重要視されている意味が解るかと思います。



よく、臨床では距骨下関節の動きが悪い人を良く見かけます。


内反、外反出来ているなと思いきや、距腿関節で動いている事が多い様に思います。




膝OAを理解する為にも足関節はとても重要になります。



先程の立脚初期でも、この後足部の外反が何らかの原因で起こらなければ、、、


後足部内反位ののままで、カップリングモーションで下腿は外旋位のまま外側へ力が働きます。


すると、これもラテラルスラストの原因になるのではないかと思います。


つまり、足関節が原因で膝OAが起こる事は大いにあると言う事です。






今回は以上です。



勉強熱心な先生。読んで頂いき有難うございます(*´ω`*)



また次回。




おわり