こないだの週末、広島県の事業に乗っかって2泊3日で地元福富町とその周辺の町を巡った。中山間地域に関心を持つ関東の人たちを、地元のコーディネーターたちが案内するというもの。だが、隊員は「ぺーぺー」ということもあり、すっかり「一参加者」として楽しんだ。
田園地帯のサイクリング、農業用羊の羊毛つむぎ、古民家シェアオフィスで地ビールなどなど、初体験のプログラムばかりにコーフンし、きっぱりと「お客さん気分」を貫いて里山を堪能。「あ、いいな」と思える人とも出会え、「この人、実はこんなこと考えてるんだ」との新発見もあったな。
♫ぼくらは遊んで日々を過ごす
いつも遊んでいたいと思う
今日は人にやさしくできたかな
明日も人に親切にしたいよ
友よ いつでも ごきげんを選ぼうよ
友よ 夢見た 世界はそこにある
(YO-KING「いつも笑顔で」)
隊員的に一番びっくりしたのは、マイクロバスに乗ってみんなで移動し、2日目に福富町に入ったときのこと。ほっとしたのだ。
「あぁ、帰って来た」という感じ。車窓から見慣れた町並み(山並み?)を見ながら、「誰か、いないかなぁ」とちらちらと知り合いを探していた。まだ3カ月の福富暮らしだが、少しずつ「こっち側」の感覚も芽生えているのかな。好きな土地、好きなものが増えるのは、隊員の人生の大きな喜びの一つだ。
♫困ったな~。毛嫌いは、どういう理由?
好きなものは多いほどいいのに
「手に入れた?その人生の地図」
そんなもんは、飛んでちゃったよ!!
(中村一義「いつか」)
「里山ツアー」を終え、その足で向かった広島での仕事も終えて、久々に福富に戻る。オフィスと家の周りをちょろちょろしていると、会う人、会う人が「これ、もろうたけえ」とお裾分けを持たせてくれる。あぁ、帰って来たー。
柿、長いも、餅、柚子…を抱えてわが家に戻る。隣の畑でキャベツとピーマンを収穫し、ちゃちゃっと晩飯のおかずにする。あぁ、帰って来たぁ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます