東海道五十三次は江戸時代の木版画で、歌川広重が作製した浮世絵である。広重の作品で最も有名で、風景画のジャンルを確立した。西洋の構成表現が日本風に消化されており、日本のみならず西洋美術にも影響を与えた。……
東海道五十三次は非常にポピュラーな題材であり、広重作のものだけでも30種あまりの木版画シリーズが作られ、大版・中版など大きさやデザイン、少ないものでは数枚と含まれる宿場数にまで、さまざまな違いがあった。
こんな街道地図はこれまでなかった! 東海道五十三次をとことん歩きたい人におすすめ。絶対迷うことなく、ちゃんと歩ける地図です。
江戸時代に調査された「宿村大概帳」に基づく宿場町の解説など、読むだけでも貴重な資料になります。
東海道五十三次約496.1キロの工程を、細部まで徹底してルートを調べ上げた手作りマップです。
持って歩きやすく地図の見やすさにも配慮したハンディサイズ。
内容的には歩くルートに加えて宿場や名所の解説をはじめ、今は無き幻の街道名所なども登場、歩きながら往時に思いを馳せる歴史読物としても重宝する1冊です。
さらにルート上には現在の町名やコンビニ、トイレ、宿泊施設情報まで網羅しています。
巻末には、街道を歩くための注意事項、簡単なストレッチや便利グッズなどを紹介します。
著者の八木牧夫氏は五街道ウォーク事務局の代表。Webで街道の情報やウォーキングイベント情報を発信する傍ら、自らも街道を歩いて地図をアップデートしています。
※東海道と中山道は日本を代表する街道であり、300年の歳月を経た今も、かつての街道がほぼ原形で残り、ハイキングコースとして人気になっています。
東海道は496.1キロの工程となるため、東西2冊に分け、東は江戸日本橋から真ん中の袋井宿までです。