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客室乗務員の粋。

2020-06-10 20:06:03 | 日記

これは知人より伺った話ですが、実話です。

羽田より九州に向かって搭乗した初老の男性から始まります。

男性は非常に大きなバックを抱えて乗った、一応理解して居たが搭乗手続きの際事情を説明した。

中身は半世紀連れ添った妻の骨壺と遺品である、故郷の佐賀県に納骨する為に九州に向かったのだ。

機内に乗り込み、上の棚にバック入れ自席に着いた。そしたら客室乗務員から声が掛かったのだ。

決して役人には発せない、優しくて美しい言葉っだった「お連れ様は何方ですか?」の問だった。

男性は「上の棚ですと」返答した、乗務員はバックごと下して空けて有った隣席にシートベルトで締めてくれた。

飛行中には「お連れ様の分です」と言い飲み物も二人分出してくれた、何と人情有る話だろう。

男性は「最後に二人で良い”旅”が出来た」と感無量だったらしい、何処の航空会社知らないが寒い世情である。

久し振りに心が温まった嬉しい、本当に有難う。


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