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【見出し写真は、仙石庭園入口に完成した多目的棟】
【伊勢鎧石】
仙石庭園入口からまさに完成したばかりの多目的棟を仰ぐと、左手に20トンを超えると思われる巨大な伊勢鎧石が置かれています。この石の原産地の三重県度会郡南伊勢町(南島町と南勢町が合併)の旧南島町あたりの地質は、前-後期ジュラ紀の付加コンプレックスの砂岩層と同紀の付加コンプレックスのチャートブロック(石炭紀-中期ジュラ紀)からなっており、どうやら海溝で複雑に変形してこのように面白い岩石になったのでしょう。
【名松と杜松の植栽】
また右手には、数日前に完成したばかりの盆栽のように美しい名松と杜松(ヒバ)の植栽が配されていて、アッと息をのむ見事さです。
【トイレ 右戸は男性用、左戸は女性用】
【歩くのも遠慮しそうになる美しい床板】
【素材が美しい天井】
【入口側の庭が見える】
実は本日は針谷菊夫氏(千葉県在住建築デザイナー)設計の多目的棟の躯体が完成し、苑主の山名征三先生主催により完工式がありました。
【式典】
式典は、建物の主要材料の巨大杉提供元の岡山県新見市哲西町日尾山(ひのおやま)上神代八幡神社の荒木宮司様により執り行われました。本日は一応躯体だけの完成ということで、工事関係者だけで小規模に催されたものです。今後、内部を整え、収蔵・展示などが行われることでしょうが、建物躯体が完工した(まだ内部に一般のお客様の入館ができる状態ではありませんが)ことにより、庭園入口付近の工事もかなり落ち着き、見学者の皆様をご案内しやすくなってきたので、我々ボランティアガイドグループも体制を整えて、いよいよ本格的活動に入らないといけないのかな。
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