煙を吸わないようにして避難 火災避難時の心得
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火災への備え
◆ 住宅用火災警報器の設置を!
住宅火災は、毎年約1,000人が犠牲となる最も身近な災害で、とくに近年では犠牲者の約7割が65歳以上の高齢者となっています。 火災による被害や犠牲を減らすためには、①住宅用火災警報器を設置する等によって、火災の発生をいち早く知る、②消火器や水バケツですぐに消す、③衣類やカーテンを防炎品に替えて、急激に火災が拡大することを防ぐ、なとといったことが大切です。
消防庁では住宅防火・3つの習慣として次の3項目をあげています。
3つの習慣
〇 寝タバコは、絶対やめましょう。
〇 ストーブは、燃えやすいものから離れた位置で使用しましょう。
〇 ガスコンロなどのそばを離れる時は必ず火を消しましょう。
◆ 放火防止対策
地域ぐるみで協力して、放火されにくい環境づくりをしましょう。
① 建物の周辺に燃えやすいものを放置しない。
□自転車などは、路上に放置せず自宅内へ入れる。
□家庭ごみは、ごみ収集日の朝に指定場所に出す。
□マンション等の廊下等に雑品等を放置しない。
② 建物の周辺は、外灯等で明るくする。
③ 空き家や倉庫、車庫などは、きっちり施錠する。
火災避難時の心得
①煙を吸わないようにして避難
火災時に煙を吸い込むと急速に意識を失ったり、死に至ることがある。 また、火災発生から5分程度で酸素濃度が低下し、有害な一酸化炭素が急増する。煙を吸い込まないようにタオルやハンカチなどで鼻、口を覆って速やかに避難する。短い距離であれば息を止めて避難する。
②煙の中にも空気がある
火災の煙は高温のため上から下へ層をなすようにして下がっていくので、床上スレスレのところは空気が残っていて、視界も比較的はっきりしている。そこの空気を吸いながら避難する方法がある。「あごを床につけるようにして、手は肘までつき足だけで進む」 のが基本姿勢である。
階段の場合は、階段の蹴り上げに空気が残っている。足から降りていき、苦しくなったら蹴り上げの空気を少しずつ吸いながら非難する。
③空気を持って避難
そのときいる部屋に空気が残っている場合は、身近にあるポリ袋などに空気を入れ、その空気を吸いながら
避難する方法もある。難燃性素材の携帯用「煙避難具」も販売されている。
◆ 糸魚川大火の教訓
2016年12月、新潟県糸魚川市で火災が発生し、折からの強風に煽られて147棟が焼損(全焼120棟)、約4万m2が焼失しました。密集市街地で火災が発生し、強風などの悪条件が重なると大規模延焼火災となってしまうことを改めて知らされました。
この大火を教訓として、密集市街地、特に木造老朽家屋密集地での防火対策(都市計画、まちの不燃化推進等)と住民による避難誘導、初期消火の推進が急がれるところです。 何よりも一人ひとりが「火の用心、火災をださない」という意識を強く持つことが重要です。
防災ダイアリー2022
知っておきたい防災知識より引用 参照
https://shop.gyosei.jp/products/detail/10831
防災ダイアリー2023
https://shop.gyosei.jp/products/detail/11254
#火災#放火防止#避難#初期消火
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火災への備え
◆ 住宅用火災警報器の設置を!
住宅火災は、毎年約1,000人が犠牲となる最も身近な災害で、とくに近年では犠牲者の約7割が65歳以上の高齢者となっています。 火災による被害や犠牲を減らすためには、①住宅用火災警報器を設置する等によって、火災の発生をいち早く知る、②消火器や水バケツですぐに消す、③衣類やカーテンを防炎品に替えて、急激に火災が拡大することを防ぐ、なとといったことが大切です。
消防庁では住宅防火・3つの習慣として次の3項目をあげています。
3つの習慣
〇 寝タバコは、絶対やめましょう。
〇 ストーブは、燃えやすいものから離れた位置で使用しましょう。
〇 ガスコンロなどのそばを離れる時は必ず火を消しましょう。
◆ 放火防止対策
地域ぐるみで協力して、放火されにくい環境づくりをしましょう。
① 建物の周辺に燃えやすいものを放置しない。
□自転車などは、路上に放置せず自宅内へ入れる。
□家庭ごみは、ごみ収集日の朝に指定場所に出す。
□マンション等の廊下等に雑品等を放置しない。
② 建物の周辺は、外灯等で明るくする。
③ 空き家や倉庫、車庫などは、きっちり施錠する。
火災避難時の心得
①煙を吸わないようにして避難
火災時に煙を吸い込むと急速に意識を失ったり、死に至ることがある。 また、火災発生から5分程度で酸素濃度が低下し、有害な一酸化炭素が急増する。煙を吸い込まないようにタオルやハンカチなどで鼻、口を覆って速やかに避難する。短い距離であれば息を止めて避難する。
②煙の中にも空気がある
火災の煙は高温のため上から下へ層をなすようにして下がっていくので、床上スレスレのところは空気が残っていて、視界も比較的はっきりしている。そこの空気を吸いながら避難する方法がある。「あごを床につけるようにして、手は肘までつき足だけで進む」 のが基本姿勢である。
階段の場合は、階段の蹴り上げに空気が残っている。足から降りていき、苦しくなったら蹴り上げの空気を少しずつ吸いながら非難する。
③空気を持って避難
そのときいる部屋に空気が残っている場合は、身近にあるポリ袋などに空気を入れ、その空気を吸いながら
避難する方法もある。難燃性素材の携帯用「煙避難具」も販売されている。
◆ 糸魚川大火の教訓
2016年12月、新潟県糸魚川市で火災が発生し、折からの強風に煽られて147棟が焼損(全焼120棟)、約4万m2が焼失しました。密集市街地で火災が発生し、強風などの悪条件が重なると大規模延焼火災となってしまうことを改めて知らされました。
この大火を教訓として、密集市街地、特に木造老朽家屋密集地での防火対策(都市計画、まちの不燃化推進等)と住民による避難誘導、初期消火の推進が急がれるところです。 何よりも一人ひとりが「火の用心、火災をださない」という意識を強く持つことが重要です。
防災ダイアリー2022
知っておきたい防災知識より引用 参照
https://shop.gyosei.jp/products/detail/10831
防災ダイアリー2023
https://shop.gyosei.jp/products/detail/11254
#火災#放火防止#避難#初期消火