The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

エルカストルム・ナスツルチイフォリウム Erucastrum nasturtiifolium

2022-12-22 10:53:09 | ポルトガルの野の花

アブラナ科、Brassicaceae、エルカストルム属、イベリア半島原産、

学名:Erucastrum nasturtiifolium

2014年5月4日、6月12日、2017年6月9日、2020年5月21日、28日、6月25日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

エルカストルム・ナスツルチイフォリウム Erucastrum nasturtiifolium の花。

 

沿海部の日当たりの良い大地に咲いていた。

 

葉はがっしりとして、のこぎり葉。

 

草丈30~100cmほど。

 

エルカストルム・ナスツルチイフォリウム Erucastrum nasturtiifolium でした。

©2022 MUZVIT

 

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オルキス・マスクラ・オリビエンシス Orchis mascula ssp.olbiensis

2022-12-20 09:56:34 | ポルトガルの野の花

ラン科、Orchidaceae、ハクサンチドリ(オルキス)属、イタリア、フランス、スペイン、ポルトガル、北アフリカ、地中海西部沿岸地域原産、

学名:Orchis mascula subsp. olbiensis (Reut. ex Gren.) Asch. & Graebn、.

和名:オルキス・マスクラ・オリビエンシス、サザン・アーリー・パープル・オーキッド、

英名: Southern Early Purple Orchid、

2014年3月10日、28日、2016年2月25日、2020年2月25日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

石灰岩の岩肌にへばりつくように咲くオルキス・マスクラ・オリビエンシス Orchis mascula ssp.olbiensis の花。

 

チューリップの原種チューリッパ・シルヴェストリス・アウストラリスと共にブーケの様。

 

水平線を望む岩場にも。

 

草丈は10cmほど。

 

オルキス・マスクラ・オリビエンシス Orchis mascula ssp.olbiensis でした。

 

©2022 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より) 和名は、学名の音読みから。属名は、ギリシャ語の orchis(=睾丸)に由来し、塊根の形状が丸いことから。種小名は「雄の、男性の」の意。亜種名は地名に因んでいるものと推測されるが不詳。

オルキス・マスカラ・オリビエンシスは、ラン科の多年草である。我が国の山地に自生の見られるハクサンチドリの仲間である。本種は、地中海沿岸地方で、標高0~600m程度の石灰岩質な日当たりの良い草原に自生が見られるという。草丈は20~60㎝程度となり、概して群落を構成して自生しているという。細かい花をよく観察してみると、帽子を被った裸の男のようにも見えることから、各国では様々な呼び方をしている。更に、「ラン」は、orchis(オルキス)と総称されるが、これは、ギリシャ語では「睾丸」の意である。これはギリシャの博物学者テオフラテスが本種の地下にある偽球茎が新旧2個並んでいる姿を見て命名している。本種の葉は、根出葉は、楕円形で、ロゼット状に広がり、縁部は全縁、先端部は鈍頭、基部は幾分細まる。葉の裏面には白色の細毛が密生する。茎葉は縁部は全縁、先端部は尖り、基部は茎を抱く。4~5月頃、長い花茎の先に総状花序を出し、長さ5㎝程度で桃紫色の小花を多数つける。唇弁には濃桃紫色の斑紋が入る。 (GKZ植物事典より) 

 

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アンドリアラ・アレナリア Andryala arenaria

2022-12-19 10:03:41 | ポルトガルの野の花

キク科、Asteraceae、アンドリアラ属、地中海沿岸地域原産、

学名:Andryala arenaria、

2017年6月13日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2020年5月17日、6月9日、コスタ・アズール地方で撮影、

 

アンドリアラ・アレナリア Andryala arenaria の花。

 

種小名のアレナリア Arenaria は砂地に生えるの意。

 

ポルトガル固有種では?

 

 

 

根元から葉まで細かい毛に被われている。アンドリアラ・アレナリア Andryala arenaria でした。

©2022  MUZVIT

 

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ブラクストニア・ペルフォリアタ Blackstonia perfoliata

2022-12-18 10:28:03 | ポルトガルの野の花

リンドウ科、Gentianaceae、ブラクストニア属、西アジア~ヨーロッパ~北アフリカ原産、多年草、

学名:Blackstonia perfoliata、 

英名:Yellow-wort, Churmel the Great、

葡名:Centáure-menor-perfolhada、Semperviva、Centaurea-pequena-frondosa、

2013年5月23日、ポルトガル、エストレマドーラ地方で、2015年4月29日、2016年6月1日、5日、コスタ・アズール地方で撮影、

 

ブラクストニア・ペルフォリアタ Blackstonia perfoliate の花。

 

 

 

 

 

石灰岩の岩場などを好む。草丈は20センチほど。

 

ブラクストニア・ペルフォリアタ Blackstonia perfoliata でした。

©2022  MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名は18世紀イギリス人植物学者・薬剤師の John Blackstone への献名。種小名は「貫生葉の、貫穿葉の」の意。

ブラックストニア・パルフォリアータはリンドウ科の多年草である。概して砂丘や岩場、石灰岩質の草原等に自生の見られる野草である。草丈は10~50㎝程度となる。茎は、上部で疎らに分枝する。葉は灰色を帯びた緑色で、形状は卵形、縁部は全縁、前端部は円頭で、基部では茎が葉を貫いたような形状となり対生する。2個の葉はそれぞれ船底型となる。6~10月頃、茎頂並びに枝先に花序を出し、径1~1,5㎝程度の黄花をつける。花弁数は6~10個で、花弁の下には線形の萼片がつく。(GKZ植物事典より) 

 

 

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オルニソガルム・ピレナイクム ornithogalum pyrenaicum

2022-12-17 10:09:42 | ポルトガルの野の花

キジカクシ科、Asparagaceae、(←ユリ科)、オオアマナ属、西アジア~南ヨーロッパ~北アフリカ原産、多年草、

学名:Ornithogalum pyrenaicum、

和名:オーニソガラム・ピレナイクム、別名:ベツレヘムの星、

英名:Prussian Asparagus、Wild Asparagus、Bath Asparagus、Pyrenees Star of Bethlehem、Spiked Star of Bthlehem、

葡名:Ornithogalum pyrenaicum、

2013年4月29日、2015年4月27日、5月5日、5月7日、2018年5月1日、3日、ポルトガル、コスタ・アズール地方、アレンテージョ地方で撮影、

 

オルニソガルム・ピレナイクム ornithogalum pyrenaicum の花。南ヨーロッパ、イギリスなどに分布。6月から7月に開花、種は8月から9月にかけて熟す。花は雌雄同体(雄と雌の両方の器官を持っている)

 

昆虫によって受粉。湿った土を好む。

 

日当たりの良い草原や森の日陰などでも生育。

 

若い、拡大されていない開花芽は、アスパラガスのように調理されて提供される。

 

オルニソガルム・ピレナイクム ornithogalum pyrenaicum でした。

©2022 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は、学名の音読みから。属名は、ギリシャ語の Ornithos(=鳥)と gala(=乳)の合成語で、乳白色の花色から。種小名は「ピレネー山脈の」の意。

オーニソガラム・ピレナイクムは、キジカクシ科(←ユリ科)の球根植物である。本種は、原産地の項に記した地で、標高1200m程度までの岩礫質な土壌の比較的日当たり草原や森の中、山の斜面等に自生する野草である。草丈は30~60㎝程度となる。葉は長さ15~50㎝程度の線状で根出し、開花時には枯れてしまっている。の長さ15~60㎝程度で根生する。4~6月頃、花茎を伸ばし上部に総状花序を出し、緑白色の星形花を開花する。花被片は6個、雄蕊は6個となる。 (GKZ植物事典より)

 

 

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