ナス科、Solanaceae、タバコ属、南アメリカ原産の常緑多年生潅木、
学名:Nicotiana glauca、
和名:キダチタバコ(木立煙草)、別名:カラシダネ、
英名:Tree Tobacco、Musterd Tree、Wild Tobaco、
葡名:Charuteira、Charuto-do-rei、Tabaco-arbóreo、
2010年9月、2015年12月23日、ポルトガル、アルガルベ地方で、2014年7月17日、2015年7月25日、2017年9月7日、2018年5月19日、2021年5月11日、コスタ・アズール地方で撮影、
二コチアナ・グラウカ Nicotiana glauca の花。花の長さは4cmほど。タバコ Nicotiana tabacum の種類ではなく、別種である。
タバコとは異なり、葉や茎に柔毛が無い。成長すると高さ2メートルほどにもなる。英語で mustard tree と呼ぶことがあるが、この名は普通はサルバドル・ペルシカ Salvadora persica を意味する。キダチタバコの原産地は南アメリカだが、今ではアメリカ合衆国南西部の道路脇でもよく見られるし、ポルトガルの沿道などでも時々見かける。
インディオは薬草や喫煙用に使っている。バイオ燃料としての利用も検討されているとか。(Wikipediaより)
大西洋を望む日当たりの良い港の崖上に自生していた。二コチアナ・グラウカ Nicotiana glauca でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、花を観賞するためのタバコの意。属名は、フランスの外交官 Jean Nicot の名に因んでいる。彼は1560年に初めてタバコの種子をフランスにもたらしている。種小名は「灰青色の」の意。
キダチタバコは、ナス科の常緑樹である。樹高は5~7m程度となる。葉は、長さ5㎝程度の楕円形で、縁部は全縁、先端部は尖り、基部は長い葉柄に連なり、 枝に互生する。葉や茎には、栽培種のタバコ(Nicotiana Tabacum)のように葉や茎に細毛が密生することはなく無毛である。葉や若茎は白粉を吹いたような青緑色となる。4~10月頃、枝先に円錐花序を出 し、長さ5㎝程度で黄花の筒状花をつける。花冠は5角形となるが、切れ込みは無い。花筒の外側は短細毛に覆われている。花後には長さ2~3㎝程度の莢果を つけ茶色に熟し、芥子粒状の種子を内包する。本種は有毒植物である。本種は、本来南米が原産地であるが、世界各地に帰化状態にある。(GKZ植物事典より)
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