The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

ケンタウレア・ソルスティティアリス Centaurea solstitialis  

2015-09-30 09:55:39 | ポルトガル花のある風景

アレンテージョ地方の首府エヴォラの郊外に古代の巨石文化遺跡がある。イギリスのストン・ヘンジやフランス、ブルターニュ地方のカルナック巨石遺跡より更に5000年も古い遺跡ということだ。そこには大小30ほどの石が立てられているが半ば風化をしかけている石もある。その石の一つに寄り添うようにケンタウレア・ソルスティティアリス Centaurea solstitialis が黄色い花を付けている。

 

ケンタウレア・ソルスティティアリス Centaurea solstitialis

キク科、アザミ亜科、ヤグルマギク属、地中海沿岸地域原産、

学名:Centaurea solstitialis、

英名:St. Barnaby's Thistle、Yellow star-thistle、

2014年6月12日、ポルトガル、アレンテージョ地方で撮影、

 

©2015  MUZVIT

 

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アナカンプティス・パピリオナケア と アナカンプティス・ピラミダリス 

2015-09-29 10:08:08 | ポルトガル花のある風景

急な斜面に2種類の蘭が群生している。国道10号線の交通量の多いところ。急カーブの場所なのにクルマは減速しないでびゅんびゅん通り過ぎてゆく。逆光でレンズに光が入りこんでいるが、この場所からしか撮影は出来なかった。

 

アナカンプティス・パピリオナケア Anacamptis papilionacea 

ラン科、アナカンプティス属、

学名:Anacamptis papilionacea、

英名:Butterfly orchid、  仏名:Grand orchis papillon、

4月~6月開花、

2014年4月6日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

 

アナカンプティス・ピラミダリス Anacamptis pyramidalis

ラン科、アナカンプティス属、ユーラシア南西部原産、西ヨーロッパからイランの地中海沿岸地方まで分布、耐寒性多年草、

英名:ピラミッド状ラン、高さ10~25cm、

2014年4月6日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、


©2015  MUZVIT

 

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アルメリア・ガディタナ Armeria gaditana

2015-09-28 08:53:12 | ポルトガル花のある風景

ポルトガル本土の最高峰、エストレラ山(1993m)の頂上付近。夏至が間近だというのに所々雪が残っている。頂上は平で古い天文台の塔が2棟。そして土産物屋。牛や山羊が放牧されていて時折カウベルの音が風に乗って聞こえてくる。少しの間だけなのだろう様々な花が咲き乱れる。アルメリア・ガディタナ Armeria gaditana も色鮮やかだ。

 

イソマツ科、アルメリア属、 ヨーロッパ原産の多年草、

学名:Armeria gaditana、

葡名:Armeria、

2015年6月13日、ポルトガル、エストレラ山地方で撮影、

 

©2015  MUZVIT

 

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パパウェル・ロエアス Papaver rhoeas とクリサンテムン・コロナリウム Chrysanthemum coronarium

2015-09-27 10:01:54 | ポルトガル花のある風景

スペインとの国境に近いアレンテージョの町モウラオン。モンサラスからダム湖を渡った所。そこには古いお城があり、その城壁の外側にヒナゲシとシュンギクがたくさん咲いていて、赤と白が入り混じり、みごとだった。モウラオンには「アデガベーリャ」という古い酒場がある。巨大なワインの甕が所狭しと並べられ、入り口にあるバーでは昼過ぎになると何処からともなく男たちが集まり、ワイン片手に歌が始まる。その歌声を聴きながら、ワインの大甕に囲まれたちいさなテーブルでモウラオンの郷土料理を味わう。なかなか良い雰囲気だ。一つの甕には7千リッターものワインが入るという。それが20ほども並ぶ、今にもバッカスが踊りだして来そうだ。

 

パパウェル・ロエアス Papaver rhoeas

ケシ科、ケシ属、南ヨーロッパ原産の1年草 、薬用植物、

学名:Papaver rhoeas、

和名:ヒナゲシ(雛芥子)、グビジンソウ(虞美人草)、

英名:Corn Poppy、葡名:Papoila、生薬名:レイシュンカ(麗春花)、

2015年5月10日、ポルトガル、アレンテージョ地方で撮影、


©2015  MUZVIT

 

クリサンテムン・コロナリウム Chrysanthemum coronarium

キク科、シュンギク属、地中海沿岸地域原産の1年草、

学名:Chrysanthemum coronarium、

和名:シュンギク(春菊)、

英名:Garland Chrysanthemum、葡名:Pampilho-ordinário、

2015年5月10日、ポルトガル、アレンテージョ地方で撮影、


 

©2015  MUZVIT

 

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エキウム・プランタギネウム Echium plantagineum

2015-09-26 09:35:02 | ポルトガル花のある風景

シャゼンムラサキの中で牛たちがのんびりと草を食んでいる。柵のところまで近寄って写真を撮ろうとカメラを取り出すと、牛たちはぞろぞろと見る間に遠ざかってしまった。だから残念ながら牛のお尻しか写っていない。

 

ムラサキ科、シャゼンムラサキ属、ヨーロッパ原産の1年草 、

学名:Echium plantagineum、

和名:シャゼンムラサキ(車前紫)、英名:Salvation Jane、葡名:Soagem、

2015年5月7日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

 ©2015  MUZVIT

 

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ガラクトーシス・トメントーサ Galactites tomentosa

2015-09-25 10:24:54 | ポルトガル花のある風景

後ろはパルメラの城。そしてその後ろにセトゥーバルの町とサド川が見えるはずなのだが、ハレーションをおこして白くなってしまっていて残念。ここは、少しづつアングルを変えるだけでいろいろな花が咲き楽しめる絶好の場所。お城はポウサーダ(国営の城ホテル)になっている。

 

ガラクトーシス・トメントーサ Galactites tomentosa

キク科、ガラクトーシス属、地中海沿岸地域原産の耐寒性1年草、

学名:Galactites tomentosa、

和名:ガラクトーシス・トメントーサ、

英名:Purple Milk Thistle、Mediterranean Thistle、葡名:Cardos-prateados、

2014年4月22日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、


©2015  MUZVIT

 

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アナガリス・アルヴェンシス・フォエミナ Anagallis arvensis ssp.foemina

2015-09-24 09:55:42 | ポルトガル花のある風景

左後ろに咲いているピンクの花はガラクトシス・トメントサ。春にはいろんな花が咲き乱れる丘。アラビダ山麓の田舎道だが、右奥にパルメラの町が見える。お城はもう少し右だが画面には入っていない。丘の上を走る道で、反対側にはセトゥーバルと大西洋を望むことができる気持ちの良い、私のお気に入りの場所だ。

 

アナガリス・アルヴェンシス・フォエミナ Anagallis arvensis ssp.foemina

サクラソウ科、アナガリス(ルリハコベ)属、地中海沿岸地域原産、

学名:Anagallis arvensis ssp.foemina、

和名:ルリハコベ(瑠璃繁縷)、アナガリス・フォェミナ、

英名:Blue Pimpernel、葡名:Marrião-azul、

2015年5月1日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

©2015  MUZVIT

 

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