マメ科、Fabaceae、シャジクソウ属、フランス・スペイン・ポルトガル・イタリア原産、越年草、
学名:Trifolium vesiculosum、
和名:トリフォリウム・ヴェシクロスム、アロー・リーフ・クローバー、
英名:Arrowleaf Clover、
2010年4月15日、2018年5月15日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2016年6月1日、コスタ・アズール地方で、2017年5月23日、ベイラ地方で撮影、
トリフォリウム・ヴェシクロスム Trifolium vesiculosum の花。茎は無毛で滑らか。葉は3葉、最高で長さ6センチ。
葉には異なった白いV型斑紋、縁は鋸葉。
花色は白から、成熟するとピンクにだんだんに変化する。花房は大きく、5センチ以上にもなる。
トリフォリウム・ヴェシクロスム Trifolium vesiculosum でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、学名の音読みから。属名は、「三葉の」の意。種小名は「小気泡状の」の意で、種子の様子を示している。
トリフォリウム・ウェシクロスムはマメ科の多年草である。本種は、原産地の項に記した地で、概して日当たりの良い草地に自生の見られる野草である。全草無毛。草丈は20~70㎝程度となる。葉は3出複葉で、小葉の表面にはV字形の白色斑紋が入り、縁部は鋸歯があり、先端部は尖る。4~6月頃、茎頂に径5㎝程度の花序を出し、白色で小形の蝶形花をほぼ球状~円筒状に多数つける。花は、開花時には白色であるが、開花の進行が進むと桃色へと変化する。本種は、南欧が原産地であるが、標高800m程度までは生育することで、現在、世界各地(南北アメリカ大陸・アフリカ・オーストラリア・ニュージーランド・日本等)で牧草として導入され、その逸失したものが帰化状態とかしている。(GKZ植物事典より)