ヒガンバナ科、Amaryllidaceae、ネギ(アリウム)属、ヨーロッパ、北アフリカ原産、多年草、
学名:Allium sphaerocephalon、
和名:アリウム・スファエロセファルム、アリウム・タンチョウ(丹頂)、
英名:Round-headed Leek、Round-headed Garlik、Ball-head Onion、葡名:Alho-bravo、
2011年6月、2015年6月13日、2016年7月16日、2017年7月12日、ポルトガル、ベイラ地方で、2016年6月5日、コスタ・アズール地方で撮影、
アリウム・スファエロセファロン Allium sphaerocephalon の花。花の直径は4cmほど。ポルトガルでは標高の高い日当たりの良い草むらや道端に自生。
球根は小さめで3cm程度、開花時には丈が60cm程度にまで成長する。和名の由来は、花の咲き始め球形の上部のほうから色づいて、下部の方が緑のままなので「丹頂」になぞらえて名付けられた。
Allium(アリウム)という名前は、古代ラテン語の、「ガーリック」をさす。ニンニク以外にもネギやニラも、大きくは同じ仲間。丹頂アリウムも切り口からほんのりネギの香りがする。
アリウム属は北半球に約700種が分布する。
アリウム・スファエロセファロン Allium sphaerocephalon でした。
©2022 MUZVIT
(GKZ植物事典)より。属名の Allium は、ラテン語の alere(=匂い)を語源とするニンニクのラテン古名。種小名の語源不詳。「赤色で球状の」の意かと推測される。
アリウム・スファエロセファロンはネギ科(←ユリ科)の多年草である。地下に径 3㎝ 程度の球根を持つ。草丈は、60~100㎝程度となる。茎は細い円筒形 で、直立~斜上し、概して途中で曲がる修正を持つ。7~8月頃、花茎の先に球状花序をつけ、径1~6㎝程度で赤紫色の花をつける。(GKZ植物事典)