サクラソウ科、Primulaceae、ルリハコベ属、ヨーロッパ西部原産の多年草、
学名:Anagallis monelli、
和名:アナガリス・モネリー、
英名:Garden Pimpernel、Blue Pimpernel、Flaxleaf Pimpernel、
葡名:Morrião-grande、Morrião-dos-xistos、Morrião-de-folha-estreita、 Morrião-perene、
2008年7月、2015年5月7日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2014年4月、5月10日、10月10日、2015年5月5日、6日、8月19日、2016年6月5日、2018年5月1日、12日、2020年2月22日、5月21日、コスタ・アズール地方で撮影、
花の直径は1センチほど。
5月の草原は花畑
@2021 MUZVIT
(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名は、ギリシャ語の ana(=再び)と agallein(=楽しい)の合成語で、曇天時には花を閉じ、晴天に戻るとまた開花することから。別には、ギリシャ語の an(=無)と agallomei(=自慢する)の合成語で、やがてこの花が下を向くことからとも言われている。種小名はフランス園芸家 Jean Monelle への献名。
アナガリス・モネリーはサクラソウ科の多年草である。概して暖地の沿岸地方の日当たりの良い草原等に自生の見られる野草である。茎は 4 稜を持ち、分枝をしながら地を這い、やがて斜上する。草丈は 30~50cm 程度。葉は楕円状で茎に対生する。6 月頃~降霜期まで、濃青色で径 2㎝ 程度の 5 弁花を茎頂並びに枝先につけ咲き続ける。花弁の基部には赤色の模様が入る。花後には球状の蒴果をつける。 本種は、本来ヨーロッパが原産地であるが、現在では、汎温帯地域に広く帰化状態にある。(GKZ植物事典より)