ミソハギ科、リトルム(ミソハギ)属、ヨーロッパ原産、多年草。
学名:Lythrum hyssopifolia、
和名:ミソハギ(禊萩)、コメバミソハギ、
英名:Lesser Loosestrife、Small Loosestrife、Hyssop Loosestrife、Grass-poly、
葡名:salicária-lisa、Salgueirinha、Salgueirinha-de-folha-de-hissoppo
2020年6月25日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影
リトルム・ヒッソピフォリア Lythrum hyssopifoliaの花。表示名は学名の音読み。湿地や田の畔などに生える。
茎の断面は四角い。葉は長さ数センチで細長く、交互に直角の方向に出る。
お盆のころ紅紫色6弁の小さい花を先端部の葉腋に多数つける。盆花としてよく使われ、ボンバナ、ショウリョウバナ(精霊花)などの名もある。
ミソハギの和名の由来はハギに似て禊(みそぎ)に使ったことから禊萩、または溝に生えることから溝萩によるといわれる。
リトルム・ヒッソピフォリア Lythrum hyssopifolia でした。
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(GKZ植物事典より) 和名は、学名の音読みから。属名はギリシャ語のlytoron(=血)を語源としている。花が血のように赤いことによる。種小名は「ヤナギハッカ属に似た葉の」の意。
リトルム・ヒソップフォリアはミソハギ科の多年草である。本種は、沼地や湿潤な農地に自生の見られる野草である。草丈は10~60㎝程度となる。茎には4陵がある。葉は長さ3㎝程度の長楕円状で、縁部は全縁、先端部は尖り、茎下部では対生し、上部に移ると互生する。葉の表面には光沢がある。5~7月頃、茎上部の葉腋に径4~8㎝程度で紅紫色の6弁花をつける。花後には蒴果をつけ褐色に熟す。本種は、ヨーロッパ原産の野草であるが、今日、北米、オセアニア、南アフリカ等では帰化状態にある。(GKZ植物事典より)
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