シソ科、Lamiaceae、アキギリ(サルビア)属、地中海沿岸地域原産の常緑低木多年草、
学名:Salvia officinalis、
和名:ヤクヨウサルビア(薬用サルビア)、セージ、
英名:Common Sage、葡名:salva-das-boticas, salva-rubra、
2010年5月、2016年2月25日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
サルビア・オフィキナリス Salvia officinalis の花。花の直径は1センチほど。高さ50 - 70cmほど。5 - 7月ごろに紫または白色の唇状花を咲かせる。長楕円形で柄のある葉は対生し、表面に細かい縮れがあるのが特徴。茎は成長するに従って根本から木質化する。株全体に独特の香りがある。
属名でも分かるとおりサルビア(Salvia splendens)に近縁であり、sage の一般名自体、ラテン語の salvia が(フランス語 sauge を経て)転訛したものである。広義には、セージもサルビアもアキギリ属全般を指す。また、アキギリ属を、サルビア属とも呼ぶ。単にセージという場合は、こちらのセージ(英:Common Sage、学名 Salvia officinalis)のことをさすが、本来、英名のセージ(Sage)は、サルビア属全体のことをさすため、大変多くの種類がある。それらと区別するため、コモン・セージ、あるいは別名ガーデン・セージとも呼ぶ。
1551年に、ドイツの薬草家が、「セージは医者、料理人にも、台所、地下室の場所も、貧富も問わず役に立つハーブである」という言葉を残している。また、古いアラビアのことわざには、「庭にセージを植えているものが、どうして死ぬことができようか」とあるように、古くから薬効に富む薬草として有名である。また、料理、装飾にも適している。薬効としては、特に殺菌力、消化促進、解熱、浄血作用に優れている。また、抗酸化作用が強く、ヨーロッパなどでは古代ローマ時代より免疫を助ける薬草として使われていた。また、紅茶が持ち込まれる以前は、鎮静作用を持つお茶として使われていた。
セージは、ローズマリーとともに他のスパイスに比べて際立って強い抗酸化作用を有している。料理としては、葉を乾燥してハーブティーとして飲用したり、肉の臭み消しに利用する。あるいはソーセージや加工食品の香辛料としても使用されている。特に、ドイツ料理、イタリア料理には欠かせないハーブとなっている。また、豚肉と良く合わせられており、ソーセージの語源となったという民間語源説もある。(Wikipediaより)
日当たりの良い道端などに咲いている、サルビア・オフィキナリス Salvia officinalis でした。
©2022 MUZVIT