スペインとの国境に近いアレンテージョの町モウラオン。モンサラスからダム湖を渡った所。そこには古いお城があり、その城壁の外側にヒナゲシとシュンギクがたくさん咲いていて、赤と白が入り混じり、みごとだった。モウラオンには「アデガベーリャ」という古い酒場がある。巨大なワインの甕が所狭しと並べられ、入り口にあるバーでは昼過ぎになると何処からともなく男たちが集まり、ワイン片手に歌が始まる。その歌声を聴きながら、ワインの大甕に囲まれたちいさなテーブルでモウラオンの郷土料理を味わう。なかなか良い雰囲気だ。一つの甕には7千リッターものワインが入るという。それが20ほども並ぶ、今にもバッカスが踊りだして来そうだ。
パパウェル・ロエアス Papaver rhoeas
ケシ科、ケシ属、南ヨーロッパ原産の1年草 、薬用植物、
学名:Papaver rhoeas、
和名:ヒナゲシ(雛芥子)、グビジンソウ(虞美人草)、
英名:Corn Poppy、葡名:Papoila、生薬名:レイシュンカ(麗春花)、
2015年5月10日、ポルトガル、アレンテージョ地方で撮影、
©2015 MUZVIT
クリサンテムン・コロナリウム Chrysanthemum coronarium
キク科、シュンギク属、地中海沿岸地域原産の1年草、
学名:Chrysanthemum coronarium、
和名:シュンギク(春菊)、
英名:Garland Chrysanthemum、葡名:Pampilho-ordinário、
2015年5月10日、ポルトガル、アレンテージョ地方で撮影、
©2015 MUZVIT