たけのこ新聞の事件簿

離婚をきっかけに、今まで心に溜めていたことを書いています。離婚、エコ、世間の常識(のようなもの)についての疑問などなど。

行くぞウィーン ひとり旅 10リンク②

2023年05月02日 | 旅行

チェックアウトをする。受付で荷物を預かってほしいと伝えると、

「そこに置いといて」

日本のホテルみたいにネットをかけたり、別室で預かってくれるわけではない。名札も何もなしで、受付カウンターの下、それもカウンターの外側にいくつも並べられているスーツケース。えー、誰かに勝手に持ち出されるかもしれないじゃん!!適当だなあ。心配しつつそこに置かせてもらって、今日の目的地の一つ、モーツァルトハウスへ。彼が2年半ほど暮らしていたところだそうな。有名な話なので知っている人もいると思うが、彼はとても金遣いが荒かった。当時の収入の一般的な一覧が展示してあった。こんな感じ(抜粋)。

Prince 王子  100,000フロリン そもそも給料があるの?

Court 裁判官 20,000~50,000フロリン

Lesser nobility 下級貴族 10,000~20,000フロリン

Mozart モーツァルト  3,000~4,000フロリン

Hydon ハイドン    1,000フロリン

middle-ranking civil servant 中級公務員 300~900フロリン

elementary school teacher 小学校教師  120~150フロリン

maid メイド  30フロリン

うーむ、かなりの高給取り。その上での、借金生活。私の感覚とは違うというか、金銭感覚がない世界の住人だったんでしょうかね。音楽だけでなく、刺激的生活をしていた(社会生活から逸脱していた?)という逸話やお墓の謎など、たくさんの置き土産を残して去っていったモーツァルト。分からないからこそ、どんな人物だったのか想像が膨らむ。