詩・機械設計・森林蘇生・猫/POETRY/Machine design

杉山を自然林に戻したい。
黒っぽい杉山を見るたびに子供の頃見た青い自然林を想う。山のことのみならず生活ブログです。

小さな旋盤 : モバイル型

2007年12月03日 04時36分59秒 | 作り物
小型旋盤で据え置き型のものは市販品として多数製作され販売されている。
そうではなくて、かねてから思っていたのは、持ち運びが出来て本格的な旋削作業ができるもの、つまりモバイル旋盤である。

モーターの選定は終わった。
オリエンタルモーター社の150W、単層100Vのもの。
主軸と刃物台は設計完了、
チャックはサカイの既製品を採用、約¥20,000- 也。 或いは別途調達、既製品とする。これは精度を必要とするため。
あとは減速部とテーブルだけ、未設計。
心押し台はオプションとして、組立て式とする。
ネジ加工は諦める。最初から考慮していない。
占有空間は 300X300X300(mm)。
箱に入れて 現場に持ち込んで 小さなものならその場で必要な部品を製作出来るようにする。
重量 :20kg 目標。
まだまだ寸法のツメをしなければ。

工作機械の電動工具化という思想である。
このことはもう十数年前から頭にあった。
以前実験機を、離れた工場で組立てて実験しようとしたら、ある部品が寸法不具合で作り直さなければならなかった。手元に小さな旋盤があれば30分もあれば出来たのに、部品を外して持って帰って 発注して削ってもらって また現場に行って取り付けて、都合1週間が無駄になったことがあった。
小さなモバイル旋盤があればいいのにと思ったことだった。
こんなものは趣味家たちの間にも需要があるかもしれない。

モバイル型の長穴開け機も考慮中。
平板にこの機械をどうやって取り付けるかが鍵。
鉄板なら磁石が使えるが、アルミ合金板や銅版、オーステナイトSUS板ではどうするか。
板圧には当然、寸法限界があるだろう。
コンタマシンの電動工具化だ。


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