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杉山を自然林に戻したい。
黒っぽい杉山を見るたびに子供の頃見た青い自然林を想う。山のことのみならず生活ブログです。

緩まないネジ

2007年03月01日 11時17分01秒 | 機械技術
テーマ:  緩まないネジ機構 M15ネジ長サ5mm

 
条件:
 1. ネジによる位置調整で所定位置状態を放置、維持したい。
    (ネジが緩んで調整位置が狂ってしまうのを防ぎたい)
 2. ロックナット、ロックボルト、クサビ等ロック機構は使わない。
 3. 油脂、樹脂等不可
 4. 接着剤不可
 5. 指による回転動は抵抗があるものの、可動。
 6. 0.01mmの軸方向位置調整可能
 7. 芯ずれ±0.005mm


開発の理由: shimによる位置調整をやめて、簡便に手早く確実に行いたい。


案:
 1. ばねを組み込んでフリクションを発生させる。板バネ、コイルばね、
 2. ネジピッチを小さくしてリードを小さく、ネジに楔効果を持たせる。
 3. ネジ部先端にコレット機構設置(ロック機構?)
 4. めネジ環にΦ1の孔を設置して、調整後接着剤注入(接着剤?)
 5. H7h6を設ける。




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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます (管理者)
2007-12-10 15:17:27
>アルさん
ご訪問ありがとうございました。
どなたかがこのブログを読むだろうなどとはまるで期待していなかったので、投稿があったなんて全く気が付きませんでした。
バネの応用という観点では、富士精密社の「ファインUナット」を思い出して頂くと解決策のアイデアのひとつが出てくるのではないでしょうか?
私はコレットチャックの応用を最終案にしましたが、後の必要性が無いので具体設計はしていません。自分の案のNo.3です。頭の中に描いて、それでこの件はおしまいです。


>外注設計者さん
ほったらかしになってしまって失礼しました。
この案件は特殊需要の顕微鏡のレンズ組み込み方法に関わるものでした。鏡筒内でレンズ位置を微妙に調整するのに、Shim を使っていたのですが、それがひどくめんどくさいのでなにか別案をということで、自分が勝手にテーマとして考えていたものでした。メカとしては大した物ではないでしょう。

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緩まないネジ機構 (外注設計者)
2007-11-21 16:48:23
軸方向調整0.01mmといえばマイクロメータのねじのようなものかと想像していたりしてたのですが、その後、どうなったのかちょっと興味があるのですが、、、。
こういうことをお客さんから提案を求められると、外注設計者としては、こまりますよねぇ。たよりにされてるんでしょうね。
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実現性 (アル)
2007-08-28 01:27:29
条件と、案が的確に設定、対応していて、大変勉強になりました。
緩まないネジですが。
ネジが緩んでしまう原因としては。
1.振動
2.ピッチ
でしょうか。
これらを解決するためには、
やはり書かれていた、
バネで固定する。
ストロークを小さくする。
なのでしょうか。
形状記憶合金を使って、熱によって、
締め付けたり、緩んだりさせて、
取り外し、取り付けの際に、熱を
加えるというのはどうでしょう。
形状記憶合金を使ったネジで、
確か、リサイクルの際、熱を加えると
ネジが取れるといった、発明があったような
のがテレビでやってましたが。
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