よろず戯言

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神速のゲノセクト ミュウツー覚醒

2013-08-17 00:53:01 | 映画

先日の休みに子ども二人を連れて映画を観に行った。

夏休み恒例となったアニメ映画、

劇場版ポケットモンスター ベストウィッシュ完結編 神速のゲノセクト ミュウツー覚醒”だ。

正式タイトル長過ぎだ。

同時上映で、低年齢向け短編アニメ、“ピカチュウとイーブイフレンズ”が放映された。

  

_

 

もはや説明不要、ポケモンの映画。

一昨年に、幻のポケモンビクティニが、昨年はケルディオメロエッタ

そして今作でとうとう、ニンテンドーDS専用ソフト、

ポケットモンスター ブラック/ホワイト”に登場する、

最後の隠れ(伝説)ポケモン、ゲノセクトが登場。

今秋には3DS専用ソフトとして、シリーズ最新作、

ポケットモンスターX/Y”が発売されるということで、

タイトルに「完結編」とあるとおり、ブラック/ホワイトの話としてこれがラストとなる。

 

__2

 

昨年の映画同様、まずは低年齢向けの短編から始まる。

“ピカチュウとイーブイフレンズ”。

最初のシリーズ、ポケットモンスター赤/緑で登場した、

アイテム(炎の石など)を使うことによって、三とおりの進化をするポケモン、イーブイ

シリーズを重ねて新たな進化形態が増えていき、これまでに7パターンもの進化形態があった。

最新作で、そのイーブイに新たな進化形態が登場することが発表され、

ゲームに先だって、アニメで主役として登場することになった。

 

その新たなイーブイの進化したポケモン、ニンフィアを主役(ピカチュウが主役か?)に、

イーブイ含め、ブースター,シャワーズ,サンダースなど、これまでの進化形態全種が登場、

それらとピカチュウたち、そしてニャースとソーナンスのコンビを加えて、

ほのぼのドタバタストーリーが展開される。

 

完全にお子様向けなんで評価のしようがない。

ナレーターは前田敦子

昨年は誰だったっけ?

それはそうと、ニンフィアって新ポケモン、なんだか受け容れられないや。

イーブイっていうと、64ソフトのポケモンスタジアム2だったっけ?

イス取りゲームチックな、果物取りミニゲームを思い出す。

ライバルのフェイントに焦ってクヌギダマさんに突撃。

 

 

04

 

短編が終わり、エンディングが終わると、間髪入れずにメインがスタート。

ちびっ子たちがトイレに行く猶予を与えない。

いきなりミュウツー登場。

これこれ!

この風貌とクールな眼差し、最強のポケモンの風格。

あのシロガネ山で出会ったときの強さったらなかった。

 

02

 

そのミュウツーが口を開いた。

その瞬間、自分のなかのミュウツー像が砕け散った。

お・・・女の声※1

「ついて来れますか?」

しかも丁寧話ときた。

 

なんだこの声は!?

ミュウツーといえば、腹の底から響いてくるような、

あの低音でドスの効いた、市村正親さまじゃねーのかよ!?

スマデラ※2でもそうだったじゃねえか!

ミュウツーの声優が変わっていることに落胆しつつ、ストーリーを観ていくと、

ああこれは、初代映画のミュウツーとは別個体だと思わないといけないんだと悟った。

 

01

 

ミュウツーが別モノになってがっかりしました・・・というのは置いといて、

ストーリーのあらましをば。

 

人の手によって太古の化石から復元され現代に甦ったポケモン、ゲノセクト

彼らは自分たちの記憶を元に、元居た故郷に戻ろうとするも、

数億年の時が経っており、かつて故郷があったであろう場所は極寒の地だった。

いちばん小柄で幼いのであろうゲノセクトがつぶやく。

「うちに帰りたい・・・。」

その思いを胸に、ゲノセクトたちは新天地を求めて飛び立つ。

 

03

 

一方、サトシピカチュウたちは、大都会・ニュートークシティを訪れていた。

その一角には大都会に居ることを忘れさせてくれるような、

大規模な人口の自然公園、“ポケモンヒルズ”が建設されていた。

そこでは自然と同じ環境の元、多くのポケモンたちが平和に暮らしていた。

 

サトシたちが、ポケモンヒルズを散策していると、見慣れないポケモンと遭遇。

変形し飛行する、その謎のポケモンと仲良くなったサトシとピカチュウ、

いつものごとく自己紹介していると、「うちに帰りたい・・・。」

テレパシーでサトシに訴えてくる、その謎のポケモン。

一番小柄な、あのゲノセクトだった。

新天地を探すうち、ゲノセクトたちは、ここポケモンヒルズにたどり着いていたのだった。

サトシはそのゲノセクトに、「絶対うちを見つけてやる!」と約束する。

 

05

 

その夜、ポケモンヒルズに異変が起きる。

轟音とともに、そこに住んでいるポケモンたちへの無差別攻撃が始まる。

ゲノセクト達がヒルズに自分たちの巣を作り始め、

元居たポケモン達を追い出していたのだった。

 

長い時を越えて現代に甦った彼らには、

その閉塞感と孤独感から、極度に排他的になってしまい、

現代のポケモン達も受け容れられない存在だったのだ。

自分たちを復元した人間たち同様、

仲間であるべきポケモンたちにも容赦ない攻撃。

 

08

 

逃げまどうポケモン達をかばおうと、仁王立ちしたサトシ。

だがゲノセクトは躊躇せずサトシにも攻撃してきた。

それを救ったのは、ミュウツー!

ミュウツーもまた、人の手によって遺伝子操作によって創り出されたポケモン。

ゲノセクトの気持も理解したうえで、彼らを止めようと必死に説得する。

 

09

 

だが、ミュウツーの言葉に耳をかすことなく、攻撃を止めないゲノセクト。

リーダー格の赤いゲノセクトと、覚醒し姿の変わったミュウツーの一騎打ちが始まる。

お互い“神速”の速さで、ぶつかり合い応酬する。

やがて、「限界の先へ!」そう言ったミュウツーは、

ゲノセクトを掴んだまま上昇し、成層圏を突破してゆく――。

 

07

  

「うちに帰りたい・・・」そうサトシにつぶやき、友達になっていた小柄なゲノセクト、

「絶対にうちを見つけてやる!」約束を守ろうと必死になるサトシたち。

ミュウツーと赤いゲノセクトの勝敗は、

ゲノセクトたちは、無事に“うち”を見つけて、帰ることができるのか?

 

 

まあまあ面白かった。

子ども向けだからこんなもんだろ。

近年観た三作品のなかでは一番面白かった。

ビクティニ,ケルディオは、登場するポケモン達が、

ブラック/ホワイト初登場のポケモンオンリーだったものが、

今作でようやく新旧入り混ざって登場して、

往年のプレイヤーとしては、それだけでも楽しめた。

 

ゲノセクトやミュウツーの心境など、小学生には難しいだろう。

うちの子どもたちも、ちゃんと理解できていたのか謎だ。

 

ミュウツーの声と人格・・・はもう、別個体として割り切って、

「神速」と銘打つのならば、元祖しんそくのウィンディさんも登場・・・。

いや、それよりもロケット団のあの二人ってまだ居ったんだな。

プラズマ団ってどうなったんだ?

エンディングにNが登場していたけれど・・・?

 

それにしも、この作品で大きく株を上げたのが、

オーダイルさんと、ヤミラミさん。

そういうわけで、とつげきさん、見ていたらワニノコください。

 

_

お約束の専用ポップコーン。

食べ終わったあとは小物入れに。

 

__2

ポップコーンに付いていた、イーブイのストラップと、

鑑賞特典の赤いゲノセクトのポケモンットレッタ。

トレッタは子どものみの特典なので大人はもらえない。

トレッタやってる大きいお友達、残念!

 

Photo

イーブイのストラップは腹部にジョイント穴があり、

ポップコーンのフタに装着可能。

 

Photo_2

娘に買ってあげた、イーブイのポーチ。

イーブイって前は“イーブィ”って表記じゃなかったっけ?

 

4

息子に買ってあげた、4コママンガ。

・・・と、自分用に買った、ミュウツーのプラモデル。

HGUCガンプラ並の値段するのな!

それにしても、30半ば過ぎのおっさんが、ミュウツーのプラモて・・・。

 

 

※1 声優は高島礼子

※2 スマデラ:ゲームキューブ専用ソフト 大乱闘スマッシュブラザーズDXの略

 

 


2 コメント

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おお、今年も武さんのポケモン映画レビューを楽し... (トモユキ)
2013-09-13 23:31:31
おお、今年も武さんのポケモン映画レビューを楽しみにしていました。

自身のおばけ杯記事でも話した通り、自分は動物系のキャラが好きで、
しかも今年はイーブイ系統総登場ということもあり、
初めて短編目当てで見に行ってきました。
ブースターの出番の無さがゲームさながらで少し残念でしたが、
9匹揃ってイキイキと動き回っていて、見応え抜群でした。

イーブイのミニゲームは、ポケモンスタジアム金銀収録ですね。
体が即反応するので、クヌギダマへ突撃したり、
ラストの苺山盛りでエイパムのフェイントに引っ掛かるのは、
自分もよくやらかしていました。

プラズマ団は、初期の予告映像で科学者がゲノセクトを紹介するというものがあり、
ゲーム同様ゲノセクトと関わっているような描写があったのですが、
結局、1月から4月に放送された「エピソードN」で登場しただけで終わってしまいました。
N、プラズマ団、ゲノセクトのゲームでの設定は、映画で描かれた排他的なゲノセクトの心情も、
ミュウツーの彼らを救いたい想いも、より一層引き立たせる力があると思っていたので、
随分惜しいことをしてるよなあというのが、今年の長編の感想でした。

長文失礼いたしましたm(_ _)m
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トモユキさん、こんばんは。 ()
2013-09-14 22:22:53
トモユキさん、こんばんは。
やはりこの映画、観ていたのですね。
 
イーブイのミニゲームに限らず、あれに収録されていたのすごく面白かったので、
Wiiのバーチャルコンソールででも出してくれないかな~とか思っています。
トランセル&コクーンの固くなる合戦とか、スリープの催眠合戦、
ストライク&カイロスの居合い斬り合戦、あのシンプルでシュールなのがたまりませんでした。
あとは邪魔するのが楽しい、ベロリンガの回転寿司と運んでデリバード。
 
自分はアニメはまったく観ていないのですが、
子ども達の話を聞く限り、アニメ版と劇場版は切り離して観るのが正解のようですね。
まあ子供向けアニメなので、科学者だのプラズマ団だの、
そういった複難な背景は必要ないのかもしれません。
自分はブラック/ホワイト2は未プレイなので、けっきょくNやゲーチスの行方とか、
プラズマ団の真の目的だとか、ゲノセクトやキュレムなどの詳細は判らないままです。
 
X,Yは・・・子どももあまり興味ないようですし、スルーですかね~。
大好きなパラセクトやウツボット,ドククラゲがメガ進化するのなら・・
・・・とか思っていますが、Zが出たら、検討してみようかしら?

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