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スイセン

2018-04-05 22:35:31 | フラワー・園芸

ニホンズイセン

福岡県直方市 福智山ろく花公園にて

以下のスイセンの写真、特筆ないものすべて同公園にて撮影。

 

早春から春の盛りまで花壇を明るくする球根花、スイセン(水仙/Narcissus tazetta)。

春を代表する花のひとつとして古くから愛でられた可憐な花。

そのうっとりする芳香と、花の明るさは春の訪れを実感させられる。

 

キバナスイセン

福岡県粕屋町にて

 

ヒガンバナ科の多年草。

日本へは中国を経由して古くから伝わっていた模様。

前にも書いたが、学名のナルキッソスは、ギリシャ神話の美少年の名に由来する。

水面に写った自分の姿に惚れてしまい、うつむいたままスイセンの花に姿を変えられたとか。

スイセンの下向きに花を咲かせる姿を、古代ギリシャの人はナルシストに当てはめたようだ。

 

ラッパズイセン

広島県呉市上蒲刈島にて

 

ニホンズイセンは、開花が早く、まだ真冬である12月末頃から咲き始める。

その芳香も相まって、正月の切花としても重宝される。

2月末頃になると、ニホンズイセン以外のスイセンも次々と開花し始める。

園芸用に改良された、大輪のものや、矮性のもの、八重咲きのものなど様々。

花弁とがくに囲まれた、リップと呼ばれる中央の包が大きくなったもはラッパズイセンと呼び、

花壇やプランターなどで、その大きくて華やかな姿がひときわ目立つ。

 

 

ニホンズイセン

 

4月も終わりになると花もほとんど終わり、葉だけが残る。

花は早めにもぎとってしまい、葉だけで育て、

夏前には黄ばんでくたびれてきた葉を刈り取ってしまい、球根も掘りあげてしまうのが一般的。

ニホンズイセンや矮性品種のものは、植えっぱなしにしている方も多いよう。

秋の球根植え時になると、保管していたもを再び植える。

園芸店やホームセンターには、チューリップやヒヤシンスとともに、たくさんのスイセンの球根が並ぶ。

球根がうまく育ってないものは開花が見込めないので、新たに買い直した方がいいかもしれない。

 

 

 

スイセンは毒花である。

全体に毒をもっており、食べると中毒症状を起こし、最悪死に至る。

葉がニラに似ているため、誤食する事件が毎年何件か起きる。

数年前、自生スイセンをニラだと勘違いしてしまい、

それを採取して、“ニラ”と表記して販売したという、トンでもない事件も起きた。

さすがに家庭に植えているものを誤食するようなことはないだろうが、

確かによく似ているので気を付けるべき。

ニラ特有の臭いがないから、それで判断できるんだけどね。

 

 

スイセンの葉はニラに似る。

 

ちょうど今は春の花が見ごろ。

外を歩けば、スイセンのみならず、いろんな花が絶え間なく目に入る。

記事にするにも、どの花にしようか迷うところだ。

とりあえず写真のストックがもっとも多かったスイセンを選んだ。

 

以下はスイセンギャラリー。

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

ニンテンドー3DSのダウンロードゲーム、すれちがいガ~デンに登場する、

スイセンがモデルとなっている架空の花、メルタナルス。

黄色以外に白と黄緑もある。

 

ドラゴンクエストⅩに庭具として登場する、ホタル舞うスイセンの花。

すごくよくできていて欲しいと思ったが、スイセン咲く時期にホタルなんて飛ばねえよ!

ただそれだけの理由で未購入。

そういうとここだわるのよ。

 



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