よろず戯言

テーマのない冗長ブログです。

光輪の超魔神フーパ

2015-08-18 21:58:43 | 映画

先日の休みに息子と映画を観に行った。

夏休み恒例のポケモン映画、"光輪(リング)の超魔神フーパ"だ。

同時上映は"ピカチュウとポケモンおんがくたい"。

監督はいつもの湯山邦彦 氏。

ポケモン映画 通算18作目、キャッチコピーは"あらたな伝説のおでましだ!"。

 

 
今回も前売特典として、伝説のポケモンがもらえるようになっていた。

なのでポケモン好きの息子のために、親子ペア券をかなり前から購入。

今回は前売券を買うと、伝説のポケモンが合計三体ももらえるってんで、プレイ中のキッズにはたまらない。

まず付属のコードで、創造神ともいうべきポケモン、アルセウスがもらえ、

同じく付属の引換券で提携店舗にて、6種の伝説ポケモンから好きな一体が選べる。

そして最後は劇場内の配信で今回の主役ポケモン、フーパがもらえる。

さらにセブンイレブンで映画と連動したキャンペーンが開催されていて、

期間中、二体のポケモンがもらえ、プレイしているユーザーにとってはたまらない。

・・・と思うのだが。

 

 

ポケモンのプレイをやめて久しい息子。

鑑賞予定の日に、3DSとソフトを持ってきていない。

じゃあ観に行くのは今度にするから、忘れないように持ってくるよう言っていたのに、また持ってくるのを忘れる。

よくよく訊くと、宿題,お手伝いそっちのけでゲームのし過ぎで、

元妻から3DS一式取り上げられているとのこと。

映画を観るときだけ一時的に3DSを返してやってはくれまいか?

元妻に事情を説明して、息子に一時的に3DS返還を取り付けた。

ちょうど盆休みで元妻も実家に帰って来るから、そのときに持ってくると言っていたが、

まあ見事にそれを忘れてやがる・・・。

「別に要らんき、もういいよ。」

ぐずぐずしていたら夏休みも終わってしまう。

フーパは諦めて、映画を観に行った。

あんだけ夢中になっていたのに、うちの息子、冷めるの早い。

ただ、この映画はすごく観たかったという。

こないだ「どっちでもいい。」とか言っていたくせに。

 
 

 

砂漠のオアシスにあるポケモンセンターに立ち寄っていたサトシ(松本梨香)達。

そこで、イタズラ好きのポケモン、フーパ(釘宮理恵)と出会う。

好奇心旺盛なフーパとサトシ達はすぐに仲良くなり、

一行の目的地だった砂漠の都市、デセルシティへも、

フーパの不思議なリングによって、ワープしたかのように到着する。

フーパが身に付けているリングには時空を歪める力を持ち、

遠く離れていても、あらゆるものを自在に移動させることができた。

ただし、ある事情があって、フーパ自身だけはこのリングを行き来することができなかった。

 

 

デセルシティでフーパの面倒をみているという少女、メアリ(中川翔子)と出会う。

メアリとフーパと、くつろぎ談笑していると、メアリの兄、バルザ(藤原竜也)が現れる。

バルザもまた、メアリと共にフーパの面倒を見ていた。

だが様子がおかしいバルザ。

手にした壺を差し出すと、その栓を抜いた。

壺の中から黒い煙が現れ、フーパの体を包み込む。

悶絶するフーパ、みるみる体が巨大化し、いかつい姿へと変貌する。

100年前、戒めを受けて、その強大な力を壺に封じられていたフーパ。

その力が解き放たれ、本来の姿に戻ったのだった。

 

 

フーパが本来の姿に戻れたことに歓喜するメアリ。

だが、正気になった兄のバルザは危険に気付く。

バルザは壺に封印されていたフーパの力に操られていた。

フーパの力は封印されていた100年の間に怒りを募らせ、

その怒りがフーパ本体の意識も乗っ取ってしまい、

その場で暴れ出し、無差別な破壊活動をはじめる。

バルザ兄妹の力によって、フーパから怒りを追い払い、

フーパ自身はまた小さな戒められし姿になるも、

本体から追い出された怒りは、黒い影をまとったまま実体化し、

超魔神フーパ(山寺宏一)として、フーパを付け狙う。

 
 

 

封印していた壺がロケット団によって破壊されてしまい、

バルザ兄妹は再び力を封印する壺を作ることに。

壺ができるまでの間、サトシとピカチュウはフーパを守りながら街中を逃げまどう。

逃げながらフーパは、リングから強力な助っ人を召喚する。

海の神と称えられる伝説のポケモン、ルギアだ!

 

ルギアが超魔神フーパを食い止めている間に、

バルザとメアリは、ポケモン達の力を借りて封印の壺を制作する。

その間、サトシ達はあちこちへと逃げ惑うも、

リングを駆使して執拗に追ってくる超魔神フーパ。

サトシ達を守ってくれていたルギアも、

超魔神フーパの巧みなリングさばきによって、元居た海へと戻されてしまう。

 

 

サトシがフーパに「とびっきり速いポケモンを連れてきてくれ!」と新たな召喚を頼む。

そう言われてフーパは、今度はリングから、ラティアス,ラティオス、そして黒いレックウザを召喚!

それにまたがって逃げるサトシ達。

だが、超魔神フーパは負けじと、身に付けている6つのリングからポケモンを召喚する。

グラードン,カイオーガ,ディアルガ,パルキア,ギラティナ,そしてキュレム!!”

伝説VS伝説、超弩級のバトルが市街地で激しく繰り広げられる!

 

サトシ達は無事に超魔神フーパから、フーパを守りきることができるのか!?

バルザ達は壺を完成させて、怒り狂う力を封印することができるのか!?

 

 

あんまり期待していなかったのに、なかなかどうして面白かった。

もう公開前から伝説ポケモンのオンパレードみたいな宣伝で、

とうとうポケモンも、こうまでしないと観客動員できなくなっちゃったのか・・・。

なんてふうに思っていたし、

新しい幻のポケモン、フーパもあまり魅力的に見えなくて、

そもそも、ポケモンX/Yも、オメガルビー/アルファサファイアもやってなくて、

新しいポケモンや登場人物にも思い入れがなくて、乗り気ではなかった。

まあ息子のためにと思って鑑賞に付き合ったのだが、意外と面白かった。

 

伝説ポケモン達の、ほとんどが怪獣級の大きさなので、

それが市街地でビルを破壊しながら戦うのだから、

ウルトラマンとかゴジラとか、さながら怪獣の戦いを観ているようで恥ずかしながら興奮した。

個人的に思い入れのある、ルギアとキュレムがなかなかの活躍で満足。

それにしても、これ死者何人出てるんだよ?

間違いなく数百人規模で死者出てるよな?

市街地でポケモンバトルはいけない。

 

 

「ルギアが超強かったやん!」

「キュレムとかグラードンとか、同志討ちしよったやん!」

「最後、建設作業のひとたち要らんやん!?」

「ヒポポタスの声しよったひと、名前知らんけどアゴの尖った芸人さんなんばい!!」

息子も大満足だったようで、鑑賞後、興奮冷めやらぬ様子で話しかけてくる。

当初乗り気じゃなかったけれど、観させてよかった。

あと、ヒポポタスの声優、後から調べたら柔道の篠原信一だった。

もう柔道辞めちゃってるけど、お笑い芸人じゃねえよ。

 

伝説のポケモン以外に個人的に気に入ったのが、上でも触れているヒポポタス。

モブ出演から突如、重大任務を担うというポケモン。

初登場ゲームは知らないし思い入れがないけれど、なんか愛嬌あっていいな。

あとは、ポケモンセンターに、ラッキーでもハピナスでもタブンネでもなく、

看護師?さんの助手で、プクリンちゃんが居たこと。

スマブラでもよく使うけれど、プリン系統好きだわ~。

それからソーナンス。

どいつの攻撃か覚えていないけれど、

伝説ポケモンの放った巨大なエネルギー弾をミラーコート?で跳ね返す!

さすがです、ソーナンスさん!

人物キャラで、メアリちゃんも気に入った。

あのエキゾチックな容姿がいい。

 

 

しかし毎回観て思うけれど、ポケモンって凄いよな。

なんというか20年の歴史の重みというか、蓄積されたものが感じられるわ。

そうそう、隣には二十歳前後のカップルが鑑賞していた。

容姿も、おたくカップルのそれではなく、いまどきのチャラ男とギャルっぽい女。

なんとも似つかわしくなかったけれど、この世代だと小さな頃にやったゲームが、

ルビー/サファイア,ダイヤモンド/パールあたりかもしれないから、

もしポケモンやっていたのなら、登場ポケモン、ドンピシャ世代か。

終わったあと、二人で何やら楽しげに会話していたので満足したようだ。

幅広い層に支持されるところもポケモンならではだと思う。

 

来年の予告は、まったく判らないシルエットが出たけれど、

なにかのメガシンカかしら?

来年の鑑賞も息子次第だな。 

 

 

同時上映は、ピカチュウとポケモンおんがくたい。

完全に幼児むけ・・・。

ナレーションは小野寺の弟・小野寺の姉でぞっこんになった山本美月ちゃん。

 
 

鑑賞記念にもらえた、フーパのトレッタとカード。

二人分もらえたので、おおきいおともだちももらえるようだ。
 

前売券購入時にもらえた、ポケモン引換券と特製クリアファイル。

クリアファイルは中敷きをはずすと、伝説のポケモンたちが"おでまし"する。

 

初期のチラシ。

フーパの姿はない。

もしかすると中央の皆既日食みたいなのがフーパのリングなのかもしれない。

昨年観た、破壊の繭とディアシーの最後でも、予告で写ったのはグラードンとカイオーガだったんだよな。

だから今年の映画は、この2体プラス レックウザがメインだと思っていた。

 

パンフレットに載っていた広告のなかに凄いものを発見!

"全世界待望"て・・・。

アニメデザインじゃなくて、最初の赤/緑のいぶし銀のデザイン・・・ちょっと欲しくなった。

完全受注制か・・・。

 



コメントを投稿