よろず戯言

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ロボジー

2012-01-24 22:15:04 | 映画

先日の休みに映画、矢口史靖 監督作 “ロボジー”を観てきた。

 

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ウォーターボーイズ”,“スゥイングガールズ”,“ハッピーフライト”に続く、

矢口監督のコメディ作品の第4弾。

「男子校生とシンクロナイズドスイミング」、

「女子高生とビッグバンド・ジャズ」、

「一機の飛行機が飛ぶ裏舞台あれこれ」、

そして今回は、「ロボットとジジイ」

 

矢口監督には、これまでの作品で大いに楽しませてもらった。

全作品、DVDも購入して何度も観るほど。

今回も期待しないわけがない。

しかも、ジジイとロボット!

 

予告編を観るより先に、インパクト大のチラシを入手した。

なんだろう・・・昔の漫画、“CYBORGじいちゃんG”や、

ダウンタウンが、“ごっつええ感じ”のコントでやっていた、“オジンガーZ”を連想した。

公開が待ち遠しくて、前売券も発売されてすぐに購入した。

 

04

 

家電メーカー、木村電器の社員、

小島(濱田岳),太田(川合正悟),長井(川島潤哉)の3人は、

社長命令でロボットを開発していた。

弱小メーカーで広告・宣伝に費用をかけられないため、

簡素でもいいから、とりあえず二足歩行ロボットを作り、

近く開催される、ロボット博覧会に出展して宣伝しようという目論見。 

 

木村電器は洗濯機やエアコンなどの家電専門のメーカーで、

しかも開発を命じられた3人は、営業や梱包担当の社員で、ロボットの専門知識は皆無。

にも関わらず、製作期間はたったの三ヶ月!

 

研究室に缶詰状態で、どうにか作り上げた二足歩行ロボット(ニュー潮風)。

ぎこちないながらも、何歩か歩けて、あとは外装取り付けや塗装を残すのみ。

だが、博覧会まで残り一週間という段階で、ニュー潮風は大破してしまう・・・。

 

03

 

クビを免れるため、3人は秘策を考える。

着ぐるみショーと偽って、ニュー潮風の中に入れる体型の人を募集、

そのまま博覧会に出展し、そこでロボットの動きを演じてもらうことに・・・。

 

どういうわけか、そこで選ばれたのは、頑固ジイさん、鈴木重光(五十嵐信次郎)73歳!

長年の会社勤めを引退、妻にも先立たれており、

その頑固で口悪く偏屈な性格から、孫からも敬遠され近所からも煙たがられ、

毎日、やることなく、ひとり退屈に過ごしてきたジイさん。

孫を振り向かせるため、着ぐるみショーに応募してきた。

どんな着ぐるみを着て、どんなショーに出演するのかも知らず・・・。

 

07

 

ロボットショー本番。

全国から集まった高性能のロボット達が、特技を披露。

カメラのフラッシュを浴び、テレビカメラを向けられ、喝采を浴びるロボット達、

そしていよいよ、鈴木のジイさんが入った、“ニュー潮風”の出番!

 

ほんのちょっとだけ観客に手を振ってみせ、

胸の“木村電器”のステッカーがテレビに映れば、さっさと舞台から引っ込む予定だった。 

ところがジイさんは、そこで踊ったりと暴走してしまう。

中身が人間だから当然、今までのロボットにない、なめらかな動きを披露。

さらには咄嗟に、倒れてきた舞台のセットからロボットおたくの女子大生(吉高由里子)を助ける。

なめらかな動きに加え、瞬間の危険予知、計算・判断能力まで備えている!

観客やマスコミの視線を独り占めしてしまい、木村電器に問い合わせが殺到。

 

01

 

気をよくした社長は、記者会見を開き、

3人の開発社員とともに、ニュー潮風を大々的に宣伝。

全国からテレビやショー・イベントの出演にひっぱりだこに。

当初、ロボット博覧会での木村電器の宣伝が終われば、この企画は終了、

3人はロボット開発から解放されるはずだったのに・・・。

  

ジイさんにニュー潮風の中に入ってもらい、

中身が人間だとバレないように、世間を騙し続けなければならないハメに・・・。

ワガママなジイさんと、ちょっと変わった女子大生に振り回されながら、

3人+1台(人?)のイベント行脚が始まる――。

 

02 

 

 

正直、期待はずれだった・・・。

いや、充分に面白かったんだけど、なんとなくいまひとつ。

過去作に比べると、笑いも演出も見劣りしてしまう。

矢口監督は自身でハードルを上げすぎてしまったのかもしれない。

それに一番笑えるようなシーンが、予告編でネタバレしてしまっているシーンなので興ざめ。

作品の全容は、もうちょっと出し惜しみすべきだったのではなかろうか・・・。

 

主演のジイさん、五十嵐信次郎氏。

この映画のために公募した素人のジイさんのようだが、

実は、ミッキー・カーチスという大御所で、

元々はロッカーで、あの矢沢永吉キャロルをプロデュースした人物。

それ以外にも、役者はもちろん、落語家や彫金師、養蜂家などの顔も持ち、

カーレースや射撃もこなし、五カ国語も話すという、“スーパーじいちゃん”なのだ。

 

10

 

頼りない木村電器の3人組。

濱田岳と川島潤哉は、過去にもちらほら見かける俳優さんだったが、

川合正悟という俳優は、初めて見たのだが・・・

この人、お笑いのチャンカワイだった。

全然気付かなかった・・・。

 

濱田,川合,川島と、それぞれ、ニュー潮風に入ることのできない体型、

チビ,デブ,ノッポの体型で構成されているのだが、

その役名が、“小”島,“太”田,“長”井ってなっているのがニクイところ。

 

06

 

吉高由里子はかわいかった。

蛇とピアス”のシビアなイメージが色濃い女優さんだったが、

トリスのハイボールのCMあたりから、明るいキャラへイメチェンした感じになっていたが、

劇中の役もそのとおりだった。実際の彼女もテンション高めで天真爛漫だという。

 

しかし、ロボットおたくの女子大生という役だったが、

こんな子、実際に居たらいいわ~。

パソコンの前に、シャア専用ズゴック飾ってんだもん、それだけで惚れる。

 

あと、ほんのチョイ役だったけれど、田中要次

白バイ隊員役、ハマってんな~。

UDON”でもやってたよな確か。

今回は江口のりこは出なかったか・・・。

好きな女優さんなのに残念。

ユリ子のアロマ”観ないとな。

 

木村電器のロゴ、明和電機のロゴに似てたな・・・。

 

 

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購入したロボジーグッズ。

メジャーとクリアファイル。

 

 

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YouTube: Georgia on My Mind ミッキー・カーチス(Vo) ~ジョージ川口Jr.&NEW BIG4

ミッキー・カーチス氏。

シブイ!カッコイイ!! クリストファー・リーを彷彿とさせる風貌だ!

この立派なヒゲを剃り、ロン毛をバッサリ切ってハゲ散らかった髪型にして、

鈴木重光を演じられたのか・・・。

ワンカップあおったり、屁をこいたり、鼻毛を抜いたり・・・。

役者さんって、つくづく凄いなあと思う。 

 

 



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