はぐれ雲

毎日世界のどこかや身の回りで起きることを自分のことばで書いていきます。かなり過激な場合もありますがいつも本音です。

痴漢冤罪。逮捕、収監は当然らしい。

2021-12-19 17:17:22 | 日記
最近とても胸の痛む出来事がありました。
私がボランテイアに向かう途中。ラッシュアワーの電車内のできごとです。
8時前の電車の、前から5両目になんとか乗車。
すごい人いきれでいつものように大変不愉快でした。
次の駅でも降りる人はほとんどいなくさらに乗り込む人ばかり・・・
そこに、補助具(変形の松葉杖)を両手についたご老人が乗ってきました。
わたしはそこから3メートルほど離れていて足元もおぼつかないお年寄りが1人で
こんなラッシュの電車に!どうしよう
と思っていましたらドア付近にいた30代くらいの男性が、ご老人を必死に
全身でかばって周囲のスペースをじりじりと空けている様子が見えました。

わたしは「良かった。やさしい人が側にいて」とホッとして正面を向きました。
すると電車が次の駅にさしかかったころ突然、甲高い声で
「触らないで!やめてください!」「触っていないですよ。」という声が聞こえ
びっくりしてそちらを見ると
「さっきから何度も何度もスカートの下に手を入れて!ワアアアッ!!」と大声で泣き叫び
女子高生が男性の左上腕をつかんでいるのが見えました。
このとき周囲が引いたので初めてその女子高生がドアと座席の間に立って
いるのが見えたのです。

周囲は騒然とし「泣いてるじゃあないか」
「ああ本当ですね。可哀想だね。でも僕は本当に触っていませんので」
男性は困惑した様子で言っていました。
「とにかく次の駅で降りろ!」「警察へ行け警察へ!」と周囲の怒号。
「はい。でも僕はね、ただおじさんをねえ。おじさんもいっしょに行ってもらえますよね?」
と男性は体の不自由なご老人に同行を求めていました。
「ああ。うん。でもおれは1人じゃ駄目だから。だれか付き添ってもらえれば」

すると「泣いてるじゃないか!」と言った若い男性が今度は
「手の位置はどこだ!」と詰問。「手の位置はここです。」と左手でバッグや書類を
抱えている側を挙げて見せました。すると「もう一方の手は!?」と言う。
男性は「もう片方はこうです。と手を胸にあててみせた。

でも結局次の駅でドヤドヤと降りて行った。
被害者とされる女子高生風の女の子。加害者とされる男性。目撃者の男性5人。
5人も目撃証言してくれるんだったらなんで現場で制止しなかったのだろう?。
もしかして痴漢冤罪グループでみんなグル?
加害者とされる男性と女子高生風の子の立ち位置は男性が前に女の子は後ろ。
同方向を向いていたがどうやったらスカートの中に手を入れられるのだろう。
でも、ラッシュで男性の手の動きは見えませんでしたのでなんともいえません。
目撃した5人もどの視点でその位置から犯行が目撃できたのでしょう。疑問です。

あげく、電車を降りるとき詰問した若い男性がぎゃらりーに向かって
「泣いているんだ。尋常じゃあねえ!」と大声で言い放っていきました。

わたしはショックでボランティアの間中も気になってしかたがありませんでした。
ボラ中はそのような話題もできないほど忙しかったのでそのまま帰宅。

電話で息子に話したら数十秒で「冤罪っぽいな」と。
娘もお母さん駅に電話して見たままを言ってあげるべきだよ。
もちろんそうするつもりだよ。とコールセンターへ電話。

まもなくJRの助役さんから折り返し電話がかかってきて
「駅では自動的に警察へ連絡するのでもう最寄所へ引き渡しました。」とのこと。すぐ警察署の電話番号を聞きました。

警察はわたしの住所や氏名、電話番号、職業などを聞き何時何分発の何量目に乗ったか
「あなたは身障者や弱い人を庇う人は痴漢行為はやらないという先入観をお持ちですか?」
と聞かれました。「それはありませんが、背の高い男性が背の低い女性に後ろ向きで
スカートの中に手を入れるって逆にどういう体制になったら入れられるのかと思って」
などのやりとりが続きました。
でも男性は犯行を認めたのですか?とお聞きしましたら「それは答えられない」とのこと。
わたしは、ありのままに見た事だけは証言いたします。といって電話を切りました。

20分後。もう夜9時過ぎに某警察署から電話があり警察にきてくださいませんか。
できたら明日。と言われました。
ボラの帰り、受付で「少年課のNさんか生安のSさんお願いします。」
と言ったら「ああ。看護師のSさんですね。こちらへどうぞ。」と
生活安全課の取調室へ案内されました。

まず「これはもう事件になっています。男性は逮捕、拘留されているんですよ」
と係官から説明を受け、さらにショックを受けました。
男性は容疑を認めていないもようでしたが。
さらにくだんのご老人は駅にはきたらしいが警察署へは同行しなかったとのこと。
じゃあ6対1ですね。そうなりますね。と応答されました。

調書をとるのは約4時間に及ぶ。図や見取り図も書かされ心身ともに疲れました。
でも裁判になったらわたしの調書は参考にされるでしょうし証言もいたします。
もし冤罪だとしたら男性の人生はメチャメチャでしょう。
気が重くて滅入ってしかたがありません。

ここを読んでいる男性のみなさん。
くれぐれもラッシュ時はカバンを網棚に置き両手は挙げていてください。
ドア付近は冤罪率が高いゾーンです。

自分の身は自分の身で守らなければなりません。
まだ、警察から1か月過ぎても連絡が無いのは裁判、裁判沙汰になることを恐れた男性が
冤罪なのに泣く泣く罪を認めて?民事で示談金を支払ったのでしょうか。

この世の中、用心に用心を重ねなくてはまともに生きることもできないんでしょうか。
とても残念な気持ちです。