はぐれ雲

毎日世界のどこかや身の回りで起きることを自分のことばで書いていきます。かなり過激な場合もありますがいつも本音です。

昼下がりの私鉄沿線

2021-12-22 15:03:45 | 日記
わたしはお茶もコーヒーもカフェインが強いのか眠れなくなるので
午後2時以降は飲めません。でも不思議と紅茶はいつ飲んでも大丈夫。
だから紅茶は切らしたことがありません。トワイニング。リプトンその他。
今日はお天気がとても良くて風がぴゅるるんでしたが、なんか近くの
デパートに行きたくなって駅から6個目にある某デパートに行きました。
紅茶と、紅茶と、紅茶と麻布かりんとをちょいと。
お昼は大好きな吉野家の牛丼並盛お持ち帰りで。あ、ひとつはねぎだくでね。

12時半の帰りの電車はガラガラ。いっとう前の車両に乗りはしっこに座りました。
前にはちょい背が低めのガクランの高校生が座っていました。

すると、わたしを見てすぐに話しかけて来るではありまへんか。
「おっ、いいねいいね。牛丼?」
そして透けたデパートのビニール袋を目ざとく見つけ
「おっいいねいいね。紅茶イイネ!」

お腹が減っているのかと思い、キノドクになって「牛丼食べます?」と言うと

「いや。いらない。大丈夫です。一日三食食べないほうが健康になるカラ。」と。

わたし「へえ?いつ食べなければいいの?」

高坊「朝!おれはこれだけだもん。」と鞄の中からビニールに入ったしょうがを見せた。
「これかじっているだけ。」と。

変わった子だナと思ったが「生姜は体温が上がるからね。いいやね。」
と物わかりのいい風をしめす。すると

「おばちゃん、ワクチンやった?」ときた。
「二回やったよ。君はやらないの?」(ぼく、と言ったら失礼だからココは君で)

「君はやったの?」と聞き返す。
高坊「やらない。俺が言ってるから、うちは家族全員やらない。」

「あらそう!なあに。人口削減の陰謀があるから?」

高坊「そうそう!黒幕がいて、医療マフィアがいて世界の人口が減ることを画策しているんだよ。ロスチャイルドとかイルミナテイとか!!」

そう・・・。なんだか変わっているけど思考はとくにおかしくなさそうだ。まともな子かもしれない。
「まあ、ワクチンは体に毒だという人も一定数いるからね。
年寄りを減らしたいんかもね?」
あっと次の駅で降りるんだ。すぐ着きますた。
「じゃあね。バイバイ」と言って手をふって降りますた。

知らない人にフレンドリーに話しかけられるのはひさびさです。
昼下がりの電車はこうしてゴトゴトと未来に向かってガクランを乗せワケワカラン
未来へと去って行くのでした。