はぐれ雲

毎日世界のどこかや身の回りで起きることを自分のことばで書いていきます。かなり過激な場合もありますがいつも本音です。

「認知症で会話できない」と医師 でも本当は顎が外れていた!

2021-12-26 14:57:49 | 日記
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d2c04cbee283184ae9c18163170992890e245c7?page=1

先入観が判断を鈍らせる
これ、みなさん読むべきかと。
72歳でそこまで老ける方も一定数いるでしょう。

>血液検査で判明した「低カリウム血症」
低カリウム血症は便秘の下剤のせいで連続の下痢で失われていたんでしょう。
普通、腎機能低下で高カリウム血症になることのほうが多いのですが。
ほうれん草、小松菜、ブロッコリー、、ひじき、海苔、昆布、わかめなど多く含む。

カリウム濃度の低下によって筋力が低下したり、筋肉が痙攣や麻痺を起こしたりするほか
不整脈が起こることもあります

また腎機能が低下している方はカリウムの排泄が低下し
血液中のカリウム濃度が高くなる「高カリウム血症」
になってしまう場合があります。
ただ、自分の普段の食事と照らし合わせてみると、平均的日本人は、
どちらかと言えば、カリウム過多な食事をしているはずなんですけど。

>下顎が動かない。
これはしゃべれない筈。口を開けているので認知症様表情に見えてしまう。
これは総合診療医を受診すればよかった。
「どの診療科を受診していいのか分からない」「複数の症状が出ている」
「ほかの病院で診断がつかなかった」という場合に
診断を行う専門医です。一人ひとりの患者さんの生活環境や職業にも視野を広げながら
症状の原因を探ります。

認知症について

わたしは認知症認定看護師でもあり、ケアマネでもあるわけですが
癌になるより認知症のほうがこわいと学ぶほどに思うようになってきました。

認知症の7割は2025年には700万人になるとも。
高齢者5人に一人がなりますが65歳未満でもなる病気です
パーキンソン症状とは、安静時振戦・筋固縮・無動/動作緩慢・姿勢反射障害といった
四大運動徴候のほか、字が小さくなる小字症、声が小さくなる小声症、顔が脂ぎる脂漏性顔貌、
表情が乏しくなる仮面様顔貌、歩行時の前屈・すり足・小股・突進歩行、
体が斜めに傾くななめ徴候(ピサ徴候)、嚥下障害などがあります。
10年以上たつとパーキンソンの7割は認知症になります。

★アルツハイマー型認知症

最も多い認知症で外来患者さんの、6-7割を占めます。
70代後半から患者さんの数は増えていきますが、65歳未満で発症する場合もあります。

2対1で女性に多く、物忘れで発症することが一般的です。
さっき聞いたことをすぐにまた聞き返したり、財布やメガネなど身の回りのものを
どこにしまったのかが分からなくなり、あちこち探すようになります。
見つからないと、誰か(多くの場合は身近な家族)に「盗られた」と言うことがあります。
日付の感覚が低下し、約束を忘れたり何度も確認しないと不安になったりします。
薬の飲み忘れも増えます。また、近所など慣れ親しんだ場所で迷子になることがあります。

★レビー小体型認知症

アルツハイマー病と同様、高齢になるに従い増える認知症です。
ただ、アルツハイマー病と違い、発症の仕方が多様で個人差があります。
レビー小体型認知症の主たる症状は、「認知機能低下」「幻視」「パーキンソン症状」です。

この中でも、幻視がレビー小体型認知症の最も有名な症状です。
幻視はほとんどが家の中、あるいは窓の外に見られ、最も多いのは人の姿ですが
犬や猫などの小動物や虫が見えることもあります。また「天井や床から水が流れている」
といった幻視を訴える方もいました。幻視は夕方以降の暗くなってから見えることが多く
初期の場合は夜中に起きた時だけ見えると言われる方もいます。
またパーキンソン症状が出てくると、動作が緩慢になったり転びやすくなります。

★脳血管性認知症

脳の動脈硬化が強く、脳梗塞や脳出血が多発することにより認知症を発症します。
以前はアルツハイマー病の次に多い認知症と言われていましたが、近年、
高血圧、高脂血症、糖尿病の治療が普及、進歩したこことにより、
純粋な脳血管性認知症は少なくなりました。脳内に脳梗塞が目立つ人でも、
実際にはアルツハイマー病との合併が多いようです。
早期から歩行障害や尿失禁を伴うことが特徴です。

★前頭側側頭葉変性症

脳の前頭葉、側頭葉という部位が萎縮する認知症です。
物忘れよりは性格・行動変化が特徴で、以下のような症状が見られます。

社会的に不適切な行動、マナーや礼儀の欠如、衝動的で無頓着な行動、無関心・無気力、
共感や感情移入の欠如、単純動作の反復や強迫的な行動、過食、飲酒・喫煙行動の増加

また言語障害から発症する場合もあります。
性格行動変化が主であるため、介護に非常に難渋する認知症です。


最近アルツハイマー病の治療薬「アデュカヌマブ」が脚光を浴び
認知症が「進行を抑えることはできても治せない疾患」という認識から、
「治療可能性のある疾患」と理解されるようになり
認知症のイメージが大きく変わるきっかけになりつつあります。
また、現在、複数の治療薬の治験も始まっているとのことですが
一日も早く、これに続く新たな治療薬の開発を期待しています。

アデュカムマブの効果について「しめた!」と思ったのもつかの間
安心して治療が受けられるようになるまでには、多くの課題があると認識しています。
今後の動きを注視していきたいと思います。