拓栄建設株式会社 社長のブログ

大田区の建築会社社長が感じた事・お役立ち情報、雑学・趣味である釣りの釣果・ペットのチワワの成長記録など
ご報告します。

丸柱部分の置床 手間がかかります

2015-05-30 10:08:27 | 建築
東京都大田区で拓栄建設の社長やってます

東京都某所で今建設中の個人住宅ですが
有名な先生が設計されたデザイン住宅の為、ひとつひとつに
手間が掛ります!!

たとえば

際根太と言う床下地で壁際などの床受け用の下地ですが


通常、四角い部屋で四角い柱であれば壁際などに直線で際根太を取付できますが
この様に丸柱が有ったり、壁面がガラスブロックで有ったりすると手間が掛ります!

際根太が完了すると

置床用の脚(防振ゴム付なので振動が階下に伝わりにくい)を配置して


パーティクルボードと言われる圧縮木材の板を貼ります。その上に捨て貼りベニアを貼って下地が完成します。
ベニアも下層と目地が重ならない様にずらして貼って行きます。(強度や床鳴りの防止の為)


ベニアも丸く切断


複雑な加工も有ります


この部屋は、床暖房(T=12㎜)を取付るので床暖房を取り付ける場所以外の部分にさらに12㎜のベニアを
貼って行きます。


凹んでいる部分に床暖房パネルが入ります。その上にフローリングを貼って床の完成です!!

いずれにせよ手間が掛ります!が!完成すれば手間をかけた分、目を見張る出来栄えになると思います!

本日(5/30)の午後から社員研修で千葉県まで行って来ます。
古い建物やお寺の建物を研究してきます。
夜は、懇親会??温泉に浸かって明日かえってきます。

あと1時間で研修用の資料を作成しなければいけないので、本日のブログはこれで失礼いたします。