一見では入りにくい重厚な戸を開けると土間の左手もガラス越しに打ち場が見える
靴を脱いで戸を開けると、カウンターの向こうに一見怖そうな大将の姿
大将一人で店を切り盛りしておられる
注文は、二八のせいろとご主人が手挽きした田舎蕎麦風の十割「深山」の「二色せいろ」
「せいろ」は繊細な細打ちで短め
しっかりとしたコシとすっきりした喉越し
野趣溢れる蕎麦の風味を堪能できる粗挽きの「深山」は、手挽きゆえ数量には限りがあるという
きりっと辛いもり汁
薬味はネギと山葵
蕎麦湯は湯桶で出されるのではなく、釜から蕎麦直接蕎麦猪口に注ぐというカウンターならではのスタイル
他に客はおらず注文してから蕎麦を出されるまで会話はなかったが、写真の許可お願いをきっかけに大将と話が弾み帰り際には大将から名刺を渡された
席を立とうとすると、「寒いのでここでコートを着て行ってください」と優しい言葉
店も客を選ぶというスタイルがすがすがしく、夜の訪問を約束し店を後にした
☆☆☆
(☆☆☆また行きたい ☆☆美味しかった ☆まずまず ×価値なし)
営業時間 12:00~14:00 18:00ぐらい~蕎麦売切れまで
定休日 日曜日
新宿区納戸町33 ℡03-5261-8381